数と正義のパラドクス 頭の痛い数学ミステリー

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791765898

作品紹介・あらすじ

多数決がいちばん公正と誰もが思う選挙や投票だが、そのシステムは実は欠陥だらけ。パズル結果のような数値の横行が、権力を支配し左右する-。この数と正義のパラドクスという難題に、数学・統計学や数学者列伝、さらに哲学・歴史・政治学から大胆・精緻に迫る。民主主義にとって数とは何なのか。

感想・レビュー・書評

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  • 150228 中央図書館
    プラトンの「国家」「法律」から、ボルダ、コンドルせ、アロー、そしてさらに最近の選挙にまつわる数学の研究まで、列伝形式に、そのときどきの「民主的意思決定」の手続きにまつわる論点を紹介していく。
    選挙において「3人以上の候補者」がある場合、絶対的に公平な選挙が行われる保証はない。ただこれは民主主義を貶めることではなく、民主的な意思決定手法には一定の限界があることを理解することが必要である、という認識にすぎないことに注意が必要である。

  • 数学は全ての基本でした。

  • 非公式正誤表あります(登録 4 件):
    http://public-errata.appspot.com/errata/book/978-4-7917-6589-8/

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