解き明かされた死海文書

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791766147

作品紹介・あらすじ

イエスの時代の証言として注目されてきた20世紀最大の発見-死海文書。「英訳死海文書完全版」の偉業を成し終えた世界的権威が、60年に及ぶ発掘・解読・研究の歩みをたどり、これまで解明された最新成果をまとめ上げた、決定版解説書。

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】


    【ノート】

  • そもそも死海文書について知ったのがP・K・ディックのSF小説で、そこでは「キリスト教と聖なるマッシュルーム」説が真実であるかの如く書いてあったので、SFとは言いつつもホヘーと思って、ずっと興味を持っていた。

    で、久しぶりに興味を感じて読んでみたが、さすが長年研究者として死海文書に携わってきた専門家による冷静な分析であって、↑の説などはありがちなタブロイド的デマ、と切り捨てられてしまっていた。

    さらに未だ諸説あるところではあるが、死海文書は当時のユダヤ教の一宗派であるエッセネ派が残した宗派独自の戒律文書と初期の旧約聖書であり、初期キリスト教の成立には間接的にしか関わっていないのは間違い無いだろう、ということで、まあそうだよなと思いつつ、キリスト教もユダヤ教もまったく関係の無い身ながらもスキャンダルを期待して読んだ者としてはちょっと残念に感じてしまった。

    とはいえ、当時の歴史状況を、冷静かつ丁寧な分析を通じて再構築してみせているという点では、センセーションさなど不要なほどまっとうで価値のある歴史書と言えると思う。ただ、旧約聖書と新約聖書のある程度の知識が前提となっていて、それ系の単語はWikiで調べながら読まないといけなかった。

    それでも日本だと弥生時代にあたる時期に、イスラエルではこんなことがあったのね~と、世界史の重層性みたいな物を感じながら興味深く読むことができた。

  • 【新刊情報】解き明かされた死海文書 http://booklog.jp/asin/4791766148 193.0/ヴ 20世紀最大の発見「死海文書」の解説書。世界的権威が60年に及ぶ発掘・解読・研究の歩みをたどり、これまで解明された最新成果をまとめる

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