- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791767489
作品紹介・あらすじ
3・11以降、すべてが変わってしまった。その現実を咀嚼しようと言葉にしつづけてきたのは文学であった。「震災」以後の文学は、いったい何を表現し、何を表現できなかったのか。「震災後文学」を読みつづけ、海外に紹介しつづけてきた気鋭の日本文学者による決意の書。
感想・レビュー・書評
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当時の空気感を記録した、貴重な一冊なのでは。そして既に忘れている自分に驚き。なんとまぁ無関心な日本人の典型。震災に目を向け、自分の意見を言うことの難しさを知りました。とりあえず挙げられている作品を読んでみないと。
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カテゴリ:図書館企画展示
2014年度第6回図書館企画展示
「命 -共に生きる-」
開催期間:2015年3月9日(月) ~2015年4月7日(火)【終了しました】
開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース -
よかったおもしろい。文学系の論壇の議論がかるくまとめられている。
「死者の声を聞く」ってのが、文学者系のセンスなんだな。「ナショナリズムの復権」を書いた先崎彰容は思想系だけど、似たことを言ってる。土地に根差した原点回帰は安心を与えるもので、死者の声ってのも土地に根差したものになっているよね。読み手にとって気持ちよいもの安心できるもの、震災関係者を傷つけないために書いたもの、そういうのってどうでもいい。センチメンタルで公共性あふれるかんじがするものにみえておもしろくない。 -
<閲覧スタッフより>
戦前・戦中・戦後の文学がそうであったように、この大震災の前と後には明らかな違いが生まれてしまった。それは「あたらしい日本文学」の興りと言える。私たちは今まさにその現場に立ち会っているのだ。
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所在記号:910.264||キム
資料番号:10225383
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