新しい住みか

著者 :
  • 青土社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791770496

感想・レビュー・書評

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  • バブーの最後の一節があればどこまでも生きていける、そんな希望がもらえる作品だったし、そういう気持ちを動物たちが感じてくれるような世界にしていけたらいいなあとも思った。

  • 帯にあるフレーズ「すきな絵を忘れてもわたしは平気だろう 自分の野蛮な魂に自信を持つだろう」があまりにも良い。これを見るだけでも大崎さんの優れた詩の才能は明らかなように思える。帯にある『炊飯器』以外だと、わたしは『水場』がかなり好きだった。

  • 愛読している東急のフリーペーパーの「書店店主の読書案内」特集で紹介されていて興味を持ち読んでみた。詩集というものに初めて触れたので、正直自分のなかでよく消化できない作品も多かったけど、「うまれかわる」なんかは分かりやすくてスッと心情に共感できたし、他の作品も意味はよく分からなくても心に引っかかるような印象的な言葉が多々あった。同じ特集で紹介されていた茨木のり子さんの「詩のこころを読む」でも読んで詩歌鑑賞の素地をつけてからまた読み直そうかな。

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著者プロフィール

1982 年神奈川県生まれ。2011 年「ユリイカの新人」に選ばれ、2014 年、詩集『指 差すことができない』で第 19 回中原中也賞受賞。『踊る自由』で第 29 回萩原朔太 郎賞最終候補。そのほか、著書に『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)、
『新しい住みか』(青土社)、『地面』(アナグマ社)などがある。2022 年、奥能登国際芸 術祭の一環として脚本を手がけた朗読劇「珠洲の夜の夢」がスズ・シアター・ミ ュージアムにて上演され、翌 23 年には同じく「うつつ・ふる・すず」の脚本も 手がけた。音楽家や美術家など、他ジャンルのアーティストとのコラボレーショ ンも多く、絵本の文や楽曲歌詞、ギャラリー等での詩の展示など、さまざまなか たちで活動を行う。2019 年、第 50 回ロッテルダム国際詩祭招聘。知らない町を 歩くことと、山小屋に泊まる登山が好き。

「2024年 『私運転日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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