リクルートスーツの社会史

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  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (532ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791772063

作品紹介・あらすじ

どうして同じものを着るのか。不思議な服装の歴史と起源に迫る。
ある時期、みんな同じような服装で、同じようなカバンを持ち、同じような靴を履いて歩き回る。就職活動を経験したものならば、誰もがこの不思議な装いをしたことがあるだろう。なぜリクルート・スーツは無個性なのか。そもそも、なぜみんなそれを着るのか。起源、歴史、変遷、文化、ジェンダーなど網羅的に分析したとき、その社会的な意義があきらかになる。まったくあたらしい服飾史にして、社会史の好著。

感想・レビュー・書評

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  • 後半は流し読みしてしまったが、学ランで良いんじゃない?就活は。

  • 自分の就職活動(当時はまだ就活とは言ってなかったので)を思い出しながら読んだ1冊。某証券会社や信託銀行が倒産し散々な時代の中、百貨店の店員さんと相談しながら選んだなぁと。そして、このリクルートスーツを選ぶところからすでに社会人ライフがはじまっていたことも感じた。つい女性のファッションに関心が行きがちだが、男性も学生服で就職活動していたり、その色、素材、合わせるシャツ、ネクタイにこだわりがあったこと。百貨店のタイアップなど面白く読んだ。社会人になって 20年以上経って、少しでも学生の気持ちの負担が軽くなってほしい、そう思うとともにその人となりが服やお化粧から透けて見えるの、いいと思うんだけどなぁ。同調圧力、こんなとこでかけなくてもさ。とも思った。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/735019

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著者プロフィール

文化学園大学服装学部准教授。専門は服装の価値や規範に関する日本近代史/ファッションメディア史。著書に『リクルートスーツの社会史』(青土社、二〇一九年)。訳書にケイト・フレッチャー&リンダ・グロース『循環するファッション』(共監訳、文化出版局、二〇一四年)などがある。

「2022年 『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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