- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791774524
作品紹介・あらすじ
それでも、ケアを諦めない
「尊厳死」やトリアージはなぜ追求されるのか。誰のためのQOLとQODか。私たちは今、医療・介護の「常識」が揺さぶられる時代を生きている。命を終える最後の瞬間まで、「生きたい」を支える医療と介護をつくりあげるために、実践の現場から何を考えることができるのか。患者から、家族から、医者から、看護師から、そして介護士から……ケアの現場で放たれる声に耳を傾ける。臨床の前線から紡ぎだされる超一級のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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コロナ禍でケアを提供する側が感じていた不安を言語化してくださったことで、同じように問題意識を持っている方がいることを心強く思ったし、声をあげて変えていかなくてはいけないと思えた。コロナ禍と言われてもう数年、緊急時と脇目もふらず走ってきたが、立ち止まって考える時だ。決して答えが用意されている本ではない、でも自分の中に問いの残る本。
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QOLやQODに対する医療者からの考え、尊厳死や安楽死のこと、緩和ケア病棟の事など議論を重ねていて
これが正解 というものがないからこそ医療者以外も考える必要がある事だと思った。
特にコロナウイルスは今まであった当たり前の世界をあっさりと変えてしまい、着手していたことに取り掛かれなくなってしまったり後回しにしてしまうことが医療現場にあるという話があった。
コロナが収まっていった先があったとしても、この先の医療が今のままで良いのかという問題は考え続けなければならないと思う。 -
6月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003606627