物語とトラウマ: クィア・フェミニズム批評の可能性

著者 :
  • 青土社
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本棚登録 : 178
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791775002

作品紹介・あらすじ

トラウマ的な出来事を経験した人びとにとって、文学や文化は生きのびるための表現となりうるのか——
多和田葉子、李琴峰、古谷田奈月、森井良、林京子、大江健三郎、岩城けい、小野正嗣といった現代作家の作品を丁寧に読み解き、物語を受けとるという営みとは何か、小説と読者が出会うとはどういうことか、それにクィア・フェミニズム批評はどうかかわるのか、自身の経験とときに重ね合わせながら文学や文化の力を見出していく。気鋭の研究者による、トラウマという語ることがむずかしい経験を語るために物語があるのだということを、そして何より新たな対話の可能性を信じるすべての人におくる、画期的な文学論。

感想・レビュー・書評

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  • <書く人>「生きる」ための文学 『物語とトラウマ クィア・フェミニズム批評の可能性』早稲田大准教授・岩川ありささん(42) :東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/213536

    Home - Arisa Iwakawa Oficial Websiteー岩川ありさ オフィシャルサイト
    https://arisa-iwakawa.jimdofree.com/

    青土社 ||文学/小説/詩:物語とトラウマ
    http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3727

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「物語とトラウマ」書評 閉塞感揺らぎ 微細な声を聴く|好書好日
      https://book.asahi.com/article/147831...
      「物語とトラウマ」書評 閉塞感揺らぎ 微細な声を聴く|好書好日
      https://book.asahi.com/article/14783149
      2023/02/08
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      【前編】ヤマシタトモコ×岩川ありさが語る「物語の力」:『違国日記』のフェアさ、社会と物語の関わり | CINRA
      https://www.c...
      【前編】ヤマシタトモコ×岩川ありさが語る「物語の力」:『違国日記』のフェアさ、社会と物語の関わり | CINRA
      https://www.cinra.net/article/202307-yamashitaiwakawapt1_gtmnm
      2023/07/13
  • 論文を読んでいるような難しさ、読み応え、物語を読み解く/読み直すような作業、シスジェンダーかつヘテロセクシュアルの私はあまり体験したことがなく新鮮、そして自分の特権を改めて突きつけられた、特権があるならそれを良い方に使っていきたいよなあ
    難しいと思ってしまったので何度も読み直したい

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著者プロフィール

一九八〇年、兵庫県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程在籍。立教大学・文教大学・都留文科大学ほか非常勤講師。専門は日本現代文学、クィア批評、トラウマ研究。論文に「「痛み」の認識論の方へ││文学の言葉と当事者研究をつないで」(『現代思想』二〇一一年八月)、「境界の乗り越え方││多和田葉子『容疑者の夜行列車』をめぐって」(『論叢クィア』二〇一二年一一月)、「「セルフポートレート」の方へ││ 「イケメン」をめぐるポリティクス」(『ユリイカ』二〇一四年九月)など。


「2015年 『日本サブカルチャーを読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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