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- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794202062
感想・レビュー・書評
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昭和55年11月に実際に起こった『金属バット殺人事件』のルポ。
山口県から一旗あげるために上京してきた祖父の代から、父母と伝統のあるエリートの家系に生まれた次男が、家族の圧迫から逃れられなくなり、両親を金属バットで殴り殺した事件。
この事件は、私がまだ小学校の頃の話で、でも子供だったにもかかわらずよーく覚えてる。
確か、この事件を境にして、今まで奥底に眠ってた家庭の事情というものが表面化していったと思う。
これが、たんなる始まりにすぎなかった。。。
読んでてね、加害者の少年にどうしても同情してしまう。
親。って子供の何なんだろう。って。
これじゃあ、子供がつぶれちゃうのは当たり前だよね。
子供が親に加害を加えた事件というのは、ほとんどが親の教育・しつけに問題があったんだと思うんだ。
この本を読んでてね、やっぱりウチに置き換えてしまう。
うちの息子もほんとに「いい子」だからね。
たまに「いい子」すぎて、将来だいじょうぶかな。ってたまに考えるときがあるよ。
少しくらい子供は反抗したほうがいいんだよね。
押し付けるしつけじゃなく、もっと緩やかに育ててあげよう。
なんかとっても勉強になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本推理作家協会賞(38回/1985年)
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