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- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794214188
感想・レビュー・書評
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ネタのつくり方
テーマは、僕とお客さんが共通して体験したこと。つまり卒業式や身体検査といったシチュエーションから選びます。そこに映像や音響によるボケと僕のツッコミを組み込んでいくんです(陣内智則)
リアリティの持たせ方が大切。しかしホントのことだけを並べても笑いは絶対に成立せず、必ず誇張や演出、つまりウソが必要になる。ところが、客は作り過ぎのうそを敏感に感じ取ってしまう。虚実のさじ加減をどうするかが芸人の評価に直結して行く
テレビでは視聴者の笑い声は返ってこない。
さんまはゲストの言葉にいちいちリアクションを返す。それはツッコミとしてだけでなく、彼は客にもなって「みんなこんなに反応してますよ」とテレビの中に劇場のような空間を作り出している
さんま、紳助、タモリ、鶴瓶、みのは、つまらないボケを十数倍にパワーアップさせるツッコミ力、おいしさを引き出す秘術をマスターしている
テレビは孤独なメディアだ。実はテレビを見ている側もすごく孤独ではないか。それを打ち破るのが、巧妙なツッコミ芸なのだ
流行に乗り遅れるとカッコ悪いという意識が重なってヴィトン認知へと矯正していく。本能で笑うんじゃなくて、流行だから笑う。流行を学習して人格を変化させてしまう。テレビはそういう学習する場として、かなり強力な媒体(五味一男)詳細をみるコメント0件をすべて表示