デヴィ・スカルノ回想記 栄光、無念、悔恨

  • 草思社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794217547

感想・レビュー・書評

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  • バラエティ番組に出る世間ズレした面白い女性。

    そんな姿からは想像できない、若かりし頃からの苦労した

    生い立ちや、インドネシア大統領夫人にまで登りつめ、

    そのあとの半生。


    数奇な運命を辿った人生録としても、

    歴史書として昭和史、インドネシア史の裏側を

    読める本としても非常に面白い。

    シンデレラストーリーの要素もある。


    事実と異なるという指摘があるようだが、

    それでも赤裸々に書かれている部分もあり、

    読みごたえのある作品になっている。

    ひさびさに良い本に出会えた。




  • 副島隆彦の本経由で読んだが傑作。インドネシアでスカルノが失脚する要因となった9/30政変の背後に見え隠れするCIAと日本政府佐藤栄作の掌返しに驚く。デヴィ夫人の知力と行動力と根性も素晴らしい。タイガーバウムガーデンの創設者との関係や津川雅彦など興味深い人間模様にも驚く。

  • ノンフィクション。華やかなデヴィ夫人.その言動に興味を持っていた矢先、ひょんなことで自伝があることを知り、しかも監修に慶応義塾大学経済学部教授倉沢愛子氏が携わっていることを知りました.倉沢氏は日本占領時のインドネシア史研究の第一人者です。この伝記は多くのページが独立からアジアと東西の国のバランスを取ろうと奔走したインドネシア建国の父スカルノ氏とその失脚にもなるクーデター当時の出来事がさかれている。歴史の書でもあるのだから、面白い。当時の日本政府と大商社の思惑、クーデターの裏側のアメリカCIAと日本政府の暗躍.次々と明かされる政治の世界は小説よりもショッキング!

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