すごく科学的: SF映画で最新科学がわかる本

  • 草思社
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本棚登録 : 146
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794223623

作品紹介・あらすじ

絶滅種再生や人工知能、ブラックホールにゾンビまで。
映画から科学の最前線が見えてくる!

「デロリアン」は理論的に可能?――バック・トゥ・ザ・フューチャー
遺伝子操作で賢いサルは作れる?――猿の惑星
人間の行動を変える病原体が存在する――28日後…
カンフーを脳にインストールする方法はある?――マトリックス
火星旅行が健康に与える影響は?――オデッセイ
絶滅種の再生は原理的には可能――ジュラシック・パーク
……などなど!

初歩からわかるあっぱれな解説で、映画の世界が、現実の科学者の挑戦(と危険な実験!)や、私たちの日常へと結びついていく。『エイリアン』『猿の惑星』から『インターステラー』『エクス・マキナ』まで、新旧名作SF映画の科学に正面から切り込んだ、笑いも無駄に詳しい知識も満載の一冊。映画よりも面白い!

【本書に登場する映画】
『オデッセイ』……火星旅行は身体に良い?
『ジュラシック・パーク』……絶滅種は再生すべき?
『インターステラー』……ブラックホールで何が起こる?
『猿の惑星』……遺伝子操作でチンパンジーは人間並みになる?
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』……タイムトラベルでできること
『28日後…』……ウイルス感染で人間はゾンビになる?
『マトリックス』……人間はシミュレーション世界を生きている?
『ガタカ』……遺伝学は完璧な人間を生み出す?
『エクス・マキナ』……人工知能は意識を持つ?
『エイリアン』……地球外生命体に会いたい?

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1章  オデッセイ
    第2章  ジェラシック・パーク
    第3章  インターステラー
    第4章  猿の惑星
    第5章  バック・トゥ・ザ・フューチャー
    第6章  28日後…
    第7章  マトリックス
    第8章  ガタカ(GATTACA)
    第9章  エクス・マキナ
    第10章  エイリアン

    <内容>
    結構有名なSF映画の内容が、科学的にはどれくらい信憑性があるのか、または科学的裏付けがあるのか(一部はすでにかなり古いので)を説いた本。着目点はいいのだが、如何せんおふざけ部分は(ダジャレとかお互いの罵倒とか…)いただけない。分析はいいと思うし、途中の真面目なコラムも効いていると思うのだが…。何よりも映画を知らないと付いていけない点が(自分はあまり映画を観ないので…)ある。


    逗子市立図書館

  • 宇宙人に関するところは少し疑問が残った

  • SF映画のテーマ毎に精緻な科学的批評を加えている
    へーと感心しながら読了
    しかし『インターステラー』の小型宇宙船で惑星に離着陸するのは納得できない

  • もう一回映画を観て又この本を読んでみたい

    オデュッセイ・・火星行きのリアル
    インターステラー・・大好きな映画
    マトリックス・・シリーズ化されているのはあんまり観てないので纏めてみる。(netflixにある)
    エクスマキナ・・AIロボットの話
    28日後・・ウィルス系の話。ダニーボイルだし見てみるか。

  • 空想科学読本 洋画版です。
    マトリックスをはじめ、有名映画を科学的にかつ哲学的に考察。
    好みは分かれるかなぁ。

  • 『マトリックス』『ジュラシックパーク』『猿の惑星』…。
    いくらフィクションとはいえ、SF映画ではしっかり科学的に検証されて作られているという本。

    物理オンチの私には、一般相対性理論だの量子力学だのはチンプンカンプンで、そういうお話の章は斜め読み。
    ウイルス・遺伝子操作・人口知能関係は、半分くらいがわかった気になっている。

    まだ観ていない映画で、「これ、観てみたい」と思う作品もあり、その映画を観たときに、どれだけ科学的に見ることができるか…。

    早速試してみよう!!

  • 空想科学読本のように映画の設定の検証をする本と思っていたら、SFの題材について笑いを交えつつ科学的に解説している本だった。理解できないことも多いが楽しめる。ブラックホール、タイムマシン、ゾンビ、AIなどなど。

  • それぞれの映画の内容を科学的立場から検証するような内容化と思ったが、映画はテーマ設定だけで、その分野の現在の科学の状況を説明するような内容だった。最後の地球外生命体の章が一番おもしろかった。

    ドーパミン処理過程に関する遺伝子DRD4-7Rは、リスクを冒す傾向や新奇探索傾向と関係があり、注意欠陥・多動性障害(ADHD)とも関係がある。

    チンパンジーは2~7歳の人間と同程度の意識を持ち、カササギは18~24歳の人間、サルは12~18歳の人間、タコは8~12歳の人間、魚は4~8か月の人間、ミミズは1~4か月の人間と同程度の意識を持つ(ラウール・アラパレス・モレノ)。

    生物の目は、異なる環境で50~100回は独立して進化し、動物の96%が目を持っている。

  • 新旧名作SF映画を題材に、科学を語った本。

    取り上げられている作品は、順番に

    オデッセイ(2015)
    ジュラシック・パーク(1993)
    インターステラー(2014)
    猿の惑星(1968)
    バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)
    28日後...(2002)
    マトリックス(1999)
    ガタカ(GATTACA)(1997)
    エクス・マキナ(2015)
    エイリアン(1979)

    の10作品。

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著者プロフィール

リック・エドワーズ
ライター、テレビ司会者。BBC Oneのクイズ番組「!mpossible」の司会をしている。ケンブリッジ大学で自然科学の学位を取得したが、ようやくそれが少しは役立つようになった。

「2021年 『ハリウッド映画に学ぶ「死」の科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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