海のプール: 海辺にある「天然プール」を巡る旅

著者 :
  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794226631

作品紹介・あらすじ

海と太陽、透明感、静寂、自由――
きらめく「ノスタルジック・プール」の世界へ。
北海道から沖縄、豪州(オーストラリア)まで…  
本邦初!野趣あふれる海のプール遊泳記 

海辺の岩場を掘ったり、海を必要最小限のコンクリートで囲ったりしてつくられた海のプール。
稀少種の「天然プール」であり、日本全国でおよそ二〇箇所現存する。
潮の満ち引きにより海水が自然に循環するプールで、その形状はみな個性的。
海の青とプールの水色のコントラストやその一体感は美しく、静寂と自由に充ちている。
海をこよなく愛する著者は、「はしご」するかのように全国すべての海のプールを巡る。
夏も冬も、悪天候の日も──
心の澱(おり)が洗い流され、生きる悦びが込み上げてくる、珠玉、異色の旅エッセイ。  

【内容より】
●プール「はしご」旅──鴨ヶ浦塩水プール(石川)、間人親水プール(京都)   
●ローカル線沿いのプール巡礼──千畳敷天然海水プール(青森)、侍浜海水プール(岩手)
●プール王国の島──海軍棒プール(南大東島)、塩屋海岸プール(同前)、沖縄海(北大東島)
●東京の島プール──乙千代ヶ浜(八丈島)、トウシキ遊泳場(大島)
●北海道の新旧プール──厚田海浜プール(石狩)、元和台海浜公園・海のプール(乙部町)
●真冬のプールへ──赤立神海水浴場(小宝島)、水無海浜温泉(函館)  …etc.

感想・レビュー・書評

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  • 海岸にあるプールを紹介しつつ、プールが出てくる本の中のフレーズも紹介されている。
    潮溜りに少し手を加えただけのほぼ自然に近いプールから、海水を汲み上げているプールまで色々ある。
    各プールの写真も載っていて、夏に見るのに良い。
    近くに旅行に行ったらプールにも行ってみたい。特にシドニーのプールは、旅の目的の1つに加えたいなあ。

  • 出かけづらい夏に。もうあちこち行かれる人も多いんだが。読書案内としても写真集としてもいい。伊豆諸島行ってみたくなった。読書案内としてもなかなか。

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著者プロフィール

1971年生まれ。編集者、ライター。早稲田大学政治経済学部卒業。テレビ局や出版社を経て独立。著書に『秘島図鑑』『海駅図鑑』(河出書房新社)、『深夜航路』(草思社)、『不思議な島旅』(朝日新書)など。

「2023年 『海の見える無人駅 絶景の先にある物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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