幸福の経済学

著者 :
  • 創成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794431400

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  • キャロルグラハム 著
    多田洋介 訳

    ・幸せな農民と不幸な成功者のパラドックス

    ・幸福を定義することなく、あなたは自分の人生にどれくらい満足しているかを聞く
    なぜなら幸福の定義は人それぞれ、性格や環境、政策など様々な因子から形づくられるから。幸福の定義を自由にしてその国、年齢の幸福度を測っている。

    ・失業者や肥満者はそうでない者より平均的に幸福度が低いが、失業者や肥満者のまわりにより多くの失業者や肥満者がいる場合、いない場場合よりも幸福度は上がる

    ・非生産的な仕事をする人が幸福だと感じるのはもともと非生産的な仕事をしているが故に自身への期待値も低いから。長期的な目標の達成よりも日々の満足の繰り返しによる幸福感。

    ・どの国においても幸福度は16歳頃から下がり、40〜50代で底につき、70代まで上がっていくU字型をとる。高齢になると、先が長くないことから期待値が減りより低い水準で満足できるようになる?
    40〜50代で底につくのはおそらく、老後となるまでのクライマックスの段階で結婚、仕事、地位、財産などの人生への期待や目標が高いため?
    すなわち、望むことをやめれば幸せになれる?

    ・移民はそうでないものよりも幸福度が低い。
    そもそも幸福度が低いため、より高い幸福度を求めて移住しているケース?
    移住したいと思う人は変化を求める人。そのような人はどこにいてもより高い水準を目指してしまい満足することがない?
    すでに幸福な人はその地を離れない?

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著者プロフィール

青山学院大学国際政治経済学部教授

「2022年 『外国人と共生するための実践ガイドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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