へびのしっぽ

著者 :
  • 草土文化
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本棚登録 : 68
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794507662

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  • 「へびのしっぽは、しっぽでいるのがイヤになる時があります。なぜなら、前が全然進まなくて、退屈してしまうからです。
     そんなへびのしっぽが、タンポポと友達になりたいと思いました。でも、「はじめました」といったとたんに自分の意思とは関係なく体が進んでしまいます。」

    ともだちがほしいのに、ずるずるとひっぱらられてしまうへびのしっぽ。

  • しっぽの意思で止まった!

  • へびのしっぽが主人公。斬新!

    しっぽはおともだちがほしくて、出会ったものたちに話しかけるのですが、何しろしっぽなので、話をしようとした瞬間にどんどん引き摺られていってしまいます。
    話しかけても話しかけた相手には届かず、違う相手に届いてしまう。そんなちぐはぐな掛け合いが面白いです。
    あと、登場人物にいぬのふんって初めて見たかも。斬新。
    最後どうなるかなーと思っていたけど、自己主張できたのがよかったです。

    途中、アゲハチョウに会った時の、
    「こんなへびのしっぽなんぞからはなしかけられることじたい、じぶんのうつくしさにたいするぶじょくだとおもっていました。」
    なんていうアゲハチョウの内心の呟きは、子どもが読んだらどんなふうに伝わるのかな?と思うと面白い。

    しかし、しっぽに独立した自我があるってつまりどういうこと?なんだか不思議な気分になるお話。

  • さいごにへびのしっぽに ともだちができたのが、よかったね。と、思いました。

  • 自分の意思とは関係なく、頭の行くところに引きずられていくヘビのしっぽ。
    ちゃんとお友達、できるかな?

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著者プロフィール

1955年、大阪府に生まれる。2000年に『ハリネズミのプルプル』シリーズ(文渓堂)で赤い鳥文学賞、2005年、『きらい』(解放出版社)でIBBY推薦図書リスト選定、2011年、『ものすごくおおきなプリンのうえで』(教育画劇)で日本絵本賞大賞、2012年、『へちまのへーたろう』(同)で日本絵本賞など受賞多数。他の絵本作品に『どうぶつえんはおおさわぎ』(文研出版)、『ぞうがいるってすてき』(BL出版)、『いただきまーす!』(解放出版社)ほか、童話作品に「コロッケくんのぼうけん」(偕成社)、「あいうえおパラダイス」シリーズ(理論社)ほか多数ある。

「2016年 『うふふ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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