異教的中世

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794805508

作品紹介・あらすじ

本書は、ミリス教授を含めて6人の学者がそれぞれの専門分野から「異教的側面」に焦点を当てて書き下ろしたユニークな論集である。呪術、薬草、性の禁忌など、具体的事例をもとに多様な宗教が混在した中世を活写する。

感想・レビュー・書評

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  • 神社で七五三を祝い、教会で結婚式を挙げ、寺で葬式をする日本人と同様、中世ヨーロッパにおいてもキリスト教的価値観と土着の信仰とは併存、混じり合った状態にあったという大胆な仮説に基づき、歴史的に見ればむしろそうした宗教の混在こそがごく当たり前の状態だったという事を論証する。
    歴史的テキストの偏りなどから余り触れられてこなかった視点に光を当てた興味深い一冊。

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