まちづくり読本: こんな町に住みたいナ

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794958808

感想・レビュー・書評

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  •  地域のまちづくり活動の大先輩の延藤先生の本。

     今ごろよんでいてすいません。絵本から説き起こす延藤先生の活動、どれもすばらしい。

     僕もそういう活動に参加し、支援したいと思うが、この本から20年たっていて、今の時点で心配することは、国も市町村もまちづくりのソフトの活動に支援する体制や予算が枯渇してきていること。

     むしろ、ハードの整備からこういうすでにある地域の資源を活かして住みやすくする活動が大事なのに、とにかく、国も都道府県も市町村も社会保障費の増分で首がまわらず、まちづくりや建築の分野にはほとんどお金がない。

     そういう中で、どうやって、地域のまちづくり活動を維持していくか、一方で地域側も高齢化してきて体力がなくなっている。

     高齢化しているからこそ、地域のまちづくり活動やみまもり活動が大事になるのに、市町村が体制を組めない。この解決策を見いだしていきたい。

     これも、頭の中の「考え中ボックス」に入れておく。みなさんのアイディアや苦情も聞かせてください。

  • 請求記号・518.8/En
    資料ID・100004321

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    この街で何が起ったか?日本17都市、海外2都市まちづくりの現場からのメッセージ。まちづくりのヒントがいっぱい!
    目次
    1 心はずむまちづくり(「プラムおじさん」のあるまち―神戸市真野地区
    蝶の舞うまちづくり―福岡市千代・吉塚地区
    蛇口の向こうにまちづくりが見える―福岡県大牟田市
    水と遊ぶことはおもしろい―熊本市川尻町
    団地に新しいふるさとをつくる―大阪府千里ニュータウン
    「なごみ」と「もやい」の住まいづくり―熊本県水俣市
    歴史のぬくもりをまちづくりに生かす―大阪市平野
    共同建替えをすすめるには―上尾市仲町愛宕地区
    手づくり絵本でまちづくり―熊本県鏡町)
    2 自然をよみがえらせるまちづくり(都市に農場をつくる―ロンドン・ケンティッシュタウン
    眼の高さに自然のある家―宇治市「あじろぎ横丁」
    「せせらぎの道」のできるまで―兵庫県尼崎市
    冒険遊び場のあるまち―東京都世田谷区
    みんなで森をつくろう―北海道帯広市)
    3 想像力をはぐくむまちづくり(お家の中から星空が見たいナ―豊中市庄内地区
    樹のお家―オランダ・ヘルモンド市
    「セロ弾きのゴーシュ」たちの家―京都市「ユーコート」
    あかあかと燃えるいろりのある住まい―京都市「ユーコート」
    まちづくりに住民の想像力を―東京都世田谷区)

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著者プロフィール

1940年、大阪生まれ。工学博士。日本におけるコーポラティブ住宅や住民参加型のまちづくり研究・実践の第一人者。専攻は生活空間計画学。
みずから撮ったスライド写真と名調子による「幻燈会」が各地で大好評。またの名を「まち育ての語り部」。千葉大学教授をへて、2003年4月よりNPO法人「まちの縁側育くみ隊」代表理事。05年より愛知産業大学大学院教授。
意味ある小さな出来事の連続と人びとのゆるやかな変容が、やがて構造を再編成していくという「まち育て」の仮説のもとに、人間・環境相互浸透論、ハウジング、コミュニティ・デザインを中心とした研究と実践をかさねている。受賞多数。

「2006年 『【びじゅある講談】おもろい町人(まちんちゅ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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