がらくた から たから: 古道具屋――新たなネウチを生む仕事

著者 :
  • 晶文社
3.75
  • (2)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967930

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 25年この仕事で生きてきた人の話は、
    知らないことばかりで面白い。
    なんだか分からないものを売っていて商売になるのか不思議だけれど
    ちゃんとノウハウがありルールがあり、
    勉強して地道に知識と経験を重ねていかねばならないし
    人とのコミュニケーションが何よりも大事というのが分かる。
    曲者相手だからなおさら、信用と人柄と礼儀が必要。
    古道具屋の日常と、実際に始めたい人への指南など
    このヒトにしか書けない充実の1冊。

  • ひょんなことひょんなことが続いて、古道具屋の世界で生きてきた著者。
    売る方も買う方も個性の強い人たちで行き交う。
    価値観はいろいろ、その世界の掟も様々。
    最後のところで、著者がアーティストとして作っているオリジナル作品がヤン・シュバンツマイクルに気に入られた、個展を開催しているというくだりがもっとも興奮した。

  • 長男おすすめ本。後半古道具屋になる為のノウハウはともかく、前半面白すぎ~。
    古道具屋、覗いてみたくなった。

  • 古物商の実際が色々わかる一冊だった。

    206デパートの催事
    売上の20-35%がとられる

    169古道具屋は認可制
    171古物商免許のとりかた
    2万と申請書類、住民票など

  • う~ん唸ってしまいます。

    晶文社のPR
    「不況と就職難が続く現在、転職や自営を考える人たちや、副業を検討する人たちが増え、特にヤフーオークションやアマゾン・マーケットプレイスなどの盛況により、古物商に興味を持つ人たちが増加している。 本書は、著者が25年以上、古道具屋稼業を続けるなかで出会った面白い同業者やヘンな客のおかしなエピソードを交えながら、古物商という仕事に興味を持つ人たちに、実際の取り組み方やその現実を紹介する。骨董市の役員であり、これまで幾人もの古道具屋を育ててきた著者だからこそ語れる、同業者が明かしたがらない実情にも可能な限り踏み込んでいる。 骨董市、フリーマーケット、ネットオークション、交換市場、買い出し……。 ただ古道具に触れてみたいという人にも、古道具が好きな人にも、実際に古道具屋を開業したいと思っている人にも、なかなか聞けない貴重な情報と価値のある経験談が満載されている。 さらに古道具屋の枠を超え、アーティストとしての新たな道を歩みはじめた著者の、やりたいことをいかに展開させるかという話は、やりたい仕事を模索している人たちに大いに寄与するところがあるだろう。 あやしい古道具屋主人が誘うモノたちの宝島《ワンダーランド》へようこそ――。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ マンタム氏は変な人です。 面白そうな人です。 奇妙な人です。 怪しい人です。 ××××な人です。 この人の店や作る作品は、もっと変で、もっと奇妙で、もっと怪しくて、そして悪魔的です。 こういう人の書いた本ですから、変で奇妙で怪しくて面白いに違いありません。 変なハマり方をしても責任は持ちません。 諸星大二郎〈漫画家〉 」

全5件中 1 - 5件を表示

マンタムの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×