おおきく考えよう: 人生に役立つ哲学入門

  • 晶文社
3.56
  • (2)
  • (12)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 111
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794969750

作品紹介・あらすじ

★「教育の国」スウェーデン発、幸福に生きるための "考えるレッスン"!

この世界にきみが生まれたことは、奇跡みたいな偶然によるもの。
そんなふうに考えたことはない?

はるか昔から、たくさんの哲学者たちが、生きる意味について考えてきた。
人間はほかの生きものと、どこがちがうんだろう? 
どうして社会をつくるのか? 
1人で生きていくことはできるだろうか? 
幸せってなんだろう?

この本には、人生に役立つ哲学の知恵やノウハウが書いてある。
でも、きみがどうやって生きるか、答えは書いてない。
考えるのは、きみだ。
さあ、思考の冒険に出かけよう!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分が高校生の時に出会いたかった!
    自分って何かと考えすぎかなとか、変かなとか思ったり、ぼんやり哲学好きかもって思ったけどよくわかんなかった。
    自分は自分で良いんだって思えた。

  • 『人生』を考える、優しい哲学書。
    書き方や内容が自分にピッタリハマった。

    人生における大きな疑問や哲学的質問(「男らしさ、女らしさ」「人間の本質とは」など)に対し、実際にいた哲学者の言葉を借りて応えたり、読者に対し新たに質問を投げかけたりしている。
    普段考えもしなくても、よくよく考えると違和感を感じることに焦点を当て、自分で答えを出せるように導いている。
    素敵なイラストに柔らかい文章で頭にスっと入ってきた。サラリと読めるが、本書にある質問は人生を謳歌していく上でしっかりと考える必要があるだろう。

  • 自分で考えてみる、という哲学入門書。
    全世界で売れた本らしく、人から紹介されたので読んでみたが、いまいちピンと来なかった。
    この本をネタに授業でアクティブ・ラーニングに使うらしい。
    個人でも自分でじっくり考えてみると良いのかも知れない。
    読んだだけでは効果がないのかも。

    前書きの質問は次の通り。
    ・きみはだれ?
    ・自分のことを知ろう
    ・きみは、なにがしたい?
    ・きみの人生でたいせつなのは、なに?
    ・きみはどうしたら変われるんだろう?

  • 感想
    よく生きるための第一歩。カーテンを開け光を入れ、窓を開けて風を取り込む。哲学が持つ明るい側面を紹介する。大人も子供も哲学へ入門できる。

  • 哲学入門の本である。入門書だから読みやすいのか絵が中心だから読みやすいのか。とにかく哲学なのにスッと読めてしまう。しかも、心に残る言葉が詰まっていた。

  • こうあるべきという情報や、
    周りからのプレッシャーで
    人生を不自由なものと感じている若い人に
    ぜひ読んでほしい

    というか、
    高校生の時のわたしがこの本を読んでいたら
    もっと人生が楽しいものだと
    早くに気づけていただろうに

  • 子ども向けですが、これから哲学を学ぼうとする人にもぴったり。哲学について大きく掴むことができる一冊。

    登場する哲学者は
    ・ピコ・デラ・ミランドラ
    ・アリストテレス
    ・シモーヌ・ド・ボーヴォバール
    ・ヘラクレイトス
    ・ハイデガー
    ・アルトゥール・ショーペンハウアー
    ・セーレン・キルケゴール
    ・サルトル
    ・ジョン・ロールズ
    ・ジョン・ロック
    ・アウグスティヌス
    ・トマス・ホッブス
    ・ジャン・ジャック・ルソー
    ・プラトン
    ・ソクラテス など

  • 181129
    人生は自分の選択によって作られる。それがこの本の一番の主張なんだ。自分で自分の人生を作って行くためには、何が自分を幸せにするのか分かってないといけない。自分はいつもそれが分かってなかったし、分かってなくてもいいと思ってた。
    でも今は違う。自分で選んだと思った就職先じゃなかったからこうして心を病んでしまった。今は何をする時に幸せを感じるのか、ここ数年楽しいと感じることが少なくていつも怯えていたから見つけるのに時間がかかるだろうけど、それでも少しずつ前進していかなくちゃいけないな。

  • 自分で読みたいなと気になっていたが、子に読んでもらってもいい内容だと思っていた。
    友人宅にお邪魔する際、10歳の子へのプレゼントに購入。
    渡す前に読ませてもらった。
    大人でも十分、一度考えをめぐらせることが出来る本だと思う。
    でもやはりこどもに読んでもらいたいかな。
    紀伊國屋でも、児童書のとこでははく、哲学書のコーナーにあった。

  • 「なにも選ばないってことを、選べるかしら?」

  • 借りたもの。
    子どものための哲学絵本。そこに回答は無く「君はどう思う?」という問いに締めくくられている。

    特に自分と他人との関わりを避けて通れない。
    突き詰めた本質――それはかつて、普遍的な一つのものだった――真理を探求するのが哲学。
    しかし現代の哲学は、多様な価値観を認め、自分はその中から何を“選択”するかに重点をおく。
    意識的・無意識的に“社会”からあてがわれた規範(”男らしく””女らしく”など)と自身の在り方の模索の中から、自分自身が自分という規格を“選択”してゆく。

    取り上げられている西洋哲学が導き出された“本質”は悲観的(性悪説的)な印象が多いが、それは魂の自立を促す、という考えに基づいていることが伺える。
    プラトンからの伝統だろう。

  • 子ども向け哲学入門本。
    アリストテレス、ソクラテス、ハイデガーなどわかりやすく。
    人生に役立つ哲学の考え方。

  • 人は自分で選ぶことができる。
    それでどんな人であるか決めることができる。

    例えば
    私は今眠い。
    でもある文章を完成させたいと思ってる。
    それは、一日に必ず何か1つ作ると決めたから。
    作る人でありたいから。

    もしかしたら文章は明日の朝書いた方が良いものになるのかもしれない。

    でも作る人でいる、ということを選ぶなら、1日に必ず何か1つ作るという約束を守るために

    やっぱり眠くても書くことを選びたい。

    みたいなことか?

全15件中 1 - 15件を表示

著者プロフィール

ペーテル・エクベリ:
1972年、スウェーデン生まれ。大学院博士課程で哲学、天文学、物理学、神経科学、思想史を学ぶ。2009年、『自分で考えよう』(邦訳は晶文社)で作家デビューし、スウェーデン作家協会のスラングベッラン新人賞にノミネートされる。著書にロボットや人工知能、宇宙についての子ども向けのノンフィクションやSFなどがある。2016年、本書が子ども向けの優れたノンフィクション作品に与えられるカール・フォン・リンネ賞にノミネート。

「2017年 『おおきく考えよう 人生に役立つ哲学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ペーテル・エクベリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×