CBDのすべて: 健康とウェルビーイングのための医療大麻ガイド

  • 晶文社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794971593

作品紹介・あらすじ

市場規模230億ドルに拡大が予想される(2025年までに、於アメリカ)
CBD[カンナビジオール]とは何か。

オイル、ドリンク、チョコレートからスキンケアまで。
大麻先進国アメリカや欧州で大ブームのCBDを正確で包括的な情報から解説。

実際の医療現場で患者に寄り添ってきた看護師が、
その経験を踏まえ、医療大麻におけるCBDの歴史と
作用機序についての科学的な解説から、実際の製品の選び方、
使い方までを詳説する、CBD入門。

【CBDの働き】
・鎮痛効果 ・抗けいれん作用 ・抗炎症作用
・抗酸化作用 ・神経保護作用 ・抗がん作用

ではいったいCBDの何がそれほどすごいのでしょう?
理由の一つにはもちろん、それを使っても、同じくカンナビノイドの一つである
テトラヒドロカンナビノール(THC)のようにハイにならない、という点が挙げら
れます。でも昨今の、何から何までCBDを入れるという流行の一番の理由は、
CBDが、実にさまざまな疾患の症状に効く可能性を持っていることが
わかってきているためです。
あの大麻が、一見なんの関係もないと思われるさまざまな疾患の症状に効果がある
というと人々は驚きます。――(本文より)

【目次】
 
はじめに 

第1章:何がそんなにすごいの?
第2章:大麻草の歴史 
第3章:エンドカンナビノイド・システム
第4章:カンナビノイドとアントラージュ効果 
第5章:カンナビジオール(CBD)って何?
第6章:CBDって安全なの? 
第7章:CBDの原材料――大麻草とヘンプ 
第8章:CBDと二七の疾患
第9章:あなたに合ったCBDの使い方
第10章:どれくらい摂ったらいいの?
第11章:信頼できる製品をみつけるには

おわりに 
資料集

感想・レビュー・書評

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  • CBDとは、どういった作用でどのように、どの疾患に効果があるのか具体的に書かれている。著者が看護師といくこともあり、医療的で難しい部分も多々あるが、研究の内容を紹介していたり、かなり具体的にかつ論理的に書かれている。
    THCにも詳しく触れてとてもわかりやすかった。

    オピオイドより過剰摂取の危険性は少なく、依存性もない。自然なもの。ということは理解した。

    ただ、アメリカでの話なので、今後日本にどのような影響、理解が深まるかは難しいのではと思う。

  • 俺が慢性の腱鞘炎の治療のために辿り着いたCBD。長年の痛みが消えて、睡眠の質が劇的に上昇した。

    なぜ効果があるのか、法規制の観点から問題はないか、など、CBDに関する情報はまだ一般的に入手できないなかで、本書は大麻由来の製品関する歴史、法規制、仕組、実際の様々な製品に関するガイダンスなどを網羅している。翻訳文も読みやすい。

    日本でCBD製品を気軽に買えるようになったのも最近のことだけれど、米国においてすら、CBDの薬理効果が認識されて関連製品が市場幅広く登場したのは2013年にCNNで小児性てんかんの治療CBDが劇的な効果を示すというドキュメンタリーが放送されたことがきっかけだという。

    本書の出版は2019年12月。その数ヶ月あとCOVID 19によりロックダウンとなった北米の諸都市でカナビスのディスペンサリーが「エッセンシャル・サービス」と区分されて営業を継続していた。アルコールを提供することを収益の柱とする従来の飲食店のビジネスが苦しくなるなか、CBD/THCに関連するビジネスはおそらく成長の萌芽が育っていると予想。米国では州レベルの法規制では、ほぼ全ての州でカナビス製品が合法化されている一方で、連邦レベルでは1937年以来、依然としてカナビス製品は規制対象となっているとの由。今後の連邦レベルでの規制緩和の動きに要注目。


  • 情報が錯綜しているCBDを体系的にまとめられている本

  • 様々なCBDを含むカンナビノイドに関する論文・書籍を読んだが、とてもわかりやすいことに加えて内容が充実している。
    事前知識がない場合は少し難しいかもしれないが、複数回読むことでより深い知識を得られるのではないかと思う。
    リファレンスについても記載されているので、より深い内容をパブメドなどで見ることができるのも良い。

  • 難しかったけどとても興味深い。自分の病気にも効くことがわかった。もっと深く知りたい。

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著者プロフィール

腫瘍科の看護師として、数十年にわたって患者の苦痛を軽減させる仕事
をしてきた公認看護師。医療大麻の効果と安全性について学んだ2008年
以降、医療目的の大麻の使用を広める活動を始めた。過去に American
Cannabis Nurses Association(アメリカ医療大麻看護師協会)の会長を
務めるなど、患者、看護師、一般の人々に広く医療大麻についての教育
を行っている。

「2019年 『CBDのすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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