- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794972996
作品紹介・あらすじ
【名越康文氏(精神科医)、推薦!】
我々の心と意識と身体は、
実は別々のタップを踏み続けている。
足が絡まり転びそうになりながらも、
我々は人生という舞台で踊り続けるのだ。
普段見落とされている、
この生きづらさの本質を、
著者は活き活きと暴き出す。
このことが納得できるだけで、
どれだけ多くの人生が
救われることだろうか。
* * *
ぎこちない、まとまらない、よそよそしい。
この「こころ」と「からだ」をどう生きるか。
内側にある「もう一人の自分」との出会い方。
* * *
いつの頃からか両手の親指が「行方不明」になりがちだ。
親指がつながっていない感じがあるため拳を握るのが難
しい。感覚的にはみ出たまま、いつも熱を帯びている。
動くときは引っかかる感じがする。ズレは親指に限らな
い。僕はいろいろと不具合を抱えている――この探求が
僕と同様に困りごとを抱えている人の生きやすさにつな
がればいいなと思っている。(本書より)
感想・レビュー・書評
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【DESIGN DIGEST】商品パッケージ『あの日のカクテル-モヒート-』、書籍カバー『親指が行方不明――心も身体もままならないけど生きてます/尹雄大』、配信ジャケット『hodgepodge/オレンジスパイニクラブ』|Brand-New!DESIGN DIGEST|デザインする|デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
https://www.mdn.co.jp/design/DESIGNDIGEST/2761
ナミサトリ aka 砂漠(@namisatori) • Instagram写真と動画
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親指が行方不明 | 晶文社
https://www.shobunsha.co.jp/?p=6954詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
善悪や評価を傍に置いて、それそのものと対話すること の話
極めて私的な感覚であり言葉で、正直分からないのだけど、それはそれという感じ。 -
心からの声、勝手に動く身体、痛みを伴う出来事の数々に読んでいてざわざわしてきたのですが、読み進めていくにつれて明かされていく「層」の存在に最後は深く納得しました。
前半部分ではまったく想像し得なかった着地点で、心の震えを感じています。
身体は多層的であること。
自分の身体の層に宿る他者の存在に気づくこと。
著者の他の本も読んでみたくなりました。