数学の天才児ができた 増補: 数学オリンピックに出場した高校生六人の母親に訊く
- 蔵書房 (1995年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784795209596
感想・レビュー・書評
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数学オリンピックに出場した高校生6人の母親へのインタビューを通して、数学天才児を育てる秘訣を探るという本。母親はそれぞれあまり大したことはしていないといいつつもそれなりのことをしていたようです。
著者の三石 由起子さんは作家。田中美佐子さんのデビュー映画、ダイアモンドは傷つかない、の原作を書いた方だそうです。そんな映画ありましたね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数学オリンピックに出場された6組の学生さんと、お母さんへのインタビューの記録です。数学は、僕もよくわからない領域なのですが、少なくとも数字に関する理解度は、小さいころから凄かった様子が伝わってきます。
面白いのは、教育をしていたご家庭と、子供さんご自身が幼少時からテレビなどで勝手に演算を学んでいたと思われるインタビューが混じっている点です。
「才能を開花させる子供たち」という本には、サヴァン症候群の子供たちのエピソードがまとめられています。サヴァンにはいろいろなケースがあるようですが、共通している特徴は、自力で学習する点なのだそうです。そして、それは教える親や先生のレベルを超えた高レベルに達するのだそうです。
サヴァン症候群のこのような特徴をもち、かつ日常生活に問題がないという人たちもおられるのでしょうね。
こうなってくると、さて成績が良いとか、賢いというのが幸せかどうかがよくわからないのですが・・とにかく、すごいレベルのお話です。 -
この本を読んで、思わずのけぞってしまった。というのは、皆、3,4歳ぐらいで、計算を学んでいるからだ。他にもヒントは満載!文系男より、数学ができるというだけで、理系男が燦然と輝いて見える母向け。