ソフトウェアの達人たち: 認知科学からのアプローチ

著者 : テリー・ウィノグラード Terry Winograd 瀧口範子

• アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ (1999年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[nizumicalさんの感想 · 2012年4月3日]

現在4章まで進行。
開発現場でソフトウェア・デザインについて根拠を持ち、一貫して、最適な解を、しかも一発で、提示するための重要な知見と根拠が得られつつある。

「1.デザインとは何か? デザイン行為の中では何が起こるのか?
2.デザインを幅広く理解して、それをソフトウェア・デザイン領域の中に応用することによって、ソフトウェアをどう改良できるのか?」
こう問いかけ、読み手が考える材料を与えるということだが、
そのまま役に立つ知見が幅広く得られた。

複雑な製品の仕様を適切に整理して行く必要がある立場にあり、これまで曖昧な言葉でしのいできた。
概念モデル、デザイン言語などについて、表面的でなく語れる見識を蓄積できる貴重な資料として今後役に立ちそうだ。