- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784795828339
感想・レビュー・書評
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ベトナムに惚れ込み、在住している二人。
かたやベトナム料理研究家。かたや写真家。
そんな二人のベトナムめし探訪旅行記です。
突撃取材も厭わぬ料理の美味しそうなレポに、
料理のみならず、風景や人々の笑顔の写真が
添えられています。
また、写真家のレポが同行のこぼれ話や
ベトナム事情で綴られ、料理だけでなく、
旅行という観点からも
楽しめるようになっています。(二人のズレも)
但し、2004年発行。
現在のベトナムの発展と変化を考えると、
今ではノスタルジックな旅行記、なのかもしれないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ベトナムに行ったこともないし、ベトナム料理といってぱっと思い浮かばないのに、本棚に並べていたものをふと手に取ってしまう魅力がなにかこの本にはあったのだと思う。
「ベトナムめし」という響きがとても良い。
そして、紹介されている旅の記録と料理は、そこで暮らす人々の生活の延長線上にあるものばかりで、その暮らしぶりを知ることで、よりベトナムめしに対して強く印象づけられる。
日本で食べるものと、実際に現地で食べるものは本当に全く異なるものなんだろう、と思う。そこでしか味わえない味、というよりはその場でのリアルな体験、空気感、そして作り手との直の交流が、味以外の部分で(もちろん味も違うだろうけど)作用するのだと思う。
今も残る田舎の美しい風景とともに、一度味わってみたい。 -
なんといっても写真。写真がすばらしいです。
ベトナムの躍動感とおいしい食べ物への情熱が伝わってきます。
私が訪れたことがあるのはホーチミンだけですが、他の地域へも足を運んでみたくなりました。 -
本屋さんで手にとってパラパラめくったとき、福井隆也さんという方の写真がすっごく素敵で一気に引きこまれました。ベトナムの「食」に関する一瞬をすごく上手に切り取っていて、見ただけでわくわくしてきます。ベトナム料理研究家という伊藤 忍さんのマニアックな「ベトナムめし」の話も面白くて、エリアごとに名物の話が出てくる楽しい本でした。ただ、実用的なガイドブックとして使うにはもしかしたらちょっとだけ、情報が古めかもしれません。(第2弾の『ベトナム楽食図鑑』という本の方が実用寄りな作りです)でも本書のオススメレストランinホーチミン、「ホァンイェン」にはちゃんと行ってきました!おいしかった〜。