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- Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796120159
感想・レビュー・書評
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おなじ著者による『古文解釈の方法』(駿台レクチャー叢書)と同様、古文の文章を読み解くための方法を、じっさいの文章にそくしてていねいに解説している本です。
25題の問題が収録されていますが、問題はいずれも現代語訳や、文節の係り方を問うもの、述語の主体を問うものであったりと、文章がただしく解釈できているかどうかということに焦点が絞られています。じっさいの入試問題の形式に慣れるためにつかう本ではなく、どこまでも文章を正確に理解する力を伸ばしたいというニーズにこたえる本であるように思います。とくに敬語の一致と不一致についての説明は、大学受験参考書ではあまり見られないほど、ていねいな分析がなされています。ただし、文法そのものに関心を寄せる読者に向けた解説ではなく、あくまで文章を正確に読み解くという目標のために必要な解説になっています。
大学受験を終えたひとでも、古文を読むことに関心のある読者であれば、あらためて手にとってみて得るところがあるのではないかと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
使用時期 高3 9月〜10月
古文解釈を一通り勉強したら、次はこれをやろう。
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