作品紹介・あらすじ
「俺の気のすむまで…あなたを好きでいさせてほしい」16才のリックが恋をしたのは、恋人だった男の父親。25も年が離れ、亡き妻に心を残す彼への恋は絶望的だった。当然、想いを受け入れてはもらえなかったけれど、優しい彼は側にいることを許してくれた。それから数年、リックがデザイナーとして活躍するようになっても父と息子のような関係は続き…。ただ、側にいられたらいい、そう思っていたはずなのに、近くにいる程に欲張りになる心を止められず…?
感想・レビュー・書評
絞り込み
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暁斗の寂しい気持ち、
実はすごく一途なリックの気持ち、
どちらも切なかったです。
桐原パパの葛藤もあったんだろうけれど
自分の気持ちに気づいてくれてよかった。
桐原親子のどちらもねちっこく?! 恋人をじらすところが、んー・・・
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シリーズ3作目。メインは桐原パパ×リック。前作では主に暁斗達で遊んでいたリックが、こんなに健気で一途でかわいいとは… いい意味で裏切られた。素直に気持ちをぶつけるリック、好きでいさせてほしい、多くは望まない、その想いがキュンとした。そして、桐原パパの素敵なこと… 大人で、でもその大人な狡さを出さずに常に余裕。ダメな所が見当たらない… そんな桐原パパが余裕のなくなるシーンはたまりませんね。 やっぱり水壬さんの書かれるオヤジはいい男です。
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▼あらすじ
故郷を捨ててN.Y.に暮らすリックは、ようやく荒んだ生活から抜けだし恋人もできた。けれど、恋人の父親に惹かれていって…?
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『お手をどうぞ』、『キスをどうぞ』に続くシリーズ三作目にしてスピンオフでもある今回の作品は征司の元恋人であるリックと征司の父親、東悟の二人がメインのお話になっています。
20代と50代という親子レベルな歳の差ですがやっぱり面白かったです。
"残りの人生は全部おまえにあげるから"
帯にもあった東悟のこの台詞にキュンキュンしてしまいました…!
それにしてもまさかリックの過去があんなに壮絶なものだったとは思いも寄らず。
とにかく東悟に対する一途でひた向きな彼の想いに心を打たれました。
あまりにも切なくてちょっとウルッと来たシーンも…。
この作品を読んで彼のイメージがガラッと変わりました。
最後も楽しい終わり方で「読んで良かったな」と幸せな余韻に浸れます。
冒頭に征司と暁斗のお話も載っているので彼らが好きな方は読まないと損です!
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(感想)
意地悪(ズルイ)オヤジいいよね。
旧版で既読なんですが、書下ろしが読みたくて購入。
このシリーズはやはり息子より父親です!!
そして年の差vv
過去に征司と付き合ってたリック。
そのリックが征司の父親(東悟)を好きになったから別れた2人。
だからといって、東悟とすぐにラブラブというわけにはいかず
その年月は数年にも及んでます。
一方的にリックだけが東悟を思ってる関係。
もちろん東悟もリックに対して何らかの情はあるのですがハッキリとせず。
そのあいまいな関係を崩したのが、リックが他の男といるところを見られた場面。
そこでやっと東悟も自分の気持ちをくくったのか、結ばれて良かったよ~っ!!
今では征司ともいい関係で続いてる。
なので今回はその過去編も含みつつ、現在の2人のお話が本編。
意地悪なオヤジに振り回されてるリックは相変わらずだけど(笑)
そして書下ろし。
やっと東悟が暮らしてる家に移ってきたリック。
流れでイチャついてるところに征司たち。
4人で仲良くお食事ですが、帰ってきた後は…
征司とリックの過去のバリエーション(もちろんエッチの)について
東悟にお仕置きされること間違いなし!!
嫉妬するオヤジ楽しいなぁvv
次は新作での発売があるみたいで
それぞれ(特に親父たち)のラブラブがまだまだ読みたいです!!
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親父好き〜。息子カプも親父カプも好き。キスをどうぞを読んだあとだから征司が暁斗とラブラブなのわかってるからいいんだけど、こっち先読んでたらリックひでえやつって思ったかも。
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年の差ですね。
親子して若い恋人捕まえてます。というか、まさに捕まってますね。
大人の恋ですが甘々です。
水壬楓子の作品