許される恋 (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 73
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796404808

作品紹介・あらすじ

広告代理店に勤める中根は、入社時に自分を優しく頼もしく指導してくれた先輩の丹羽に憧れ以上の感情を抱いていた。好きだと伝えるつもりはない、ただ側にいられれば…。そんな密かな想いは、酔った勢いで丹羽本人に知られることとなる。「抱いてやる」という丹羽の言葉に、戸惑いながらも応じる中根。でも、事後に彼が呟いたのは、見知らぬ他人の名前だった-。身代わりと知りショックを受けるが、それでも彼への想いは変わらず…。

感想・レビュー・書評

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  • 攻めの丹羽が酷い男なんで気分が悪いわ。
    受けが健気で泣けるけど、もっといい男いるだろ!
    誰でもいいなんて酷いヤツだわ、受けの気持ちを知ってるくせに。
    こいつは俺のこと好きなんだから何したっていいよな的な。
    丹羽がいつ受けを好きになったのかよくわからんかったわ。
    受けのことなんかこれっぽっちも好きじゃなかったくせに、後で甘々になるのは気持ち悪っ!

  • 丹羽の身勝手さを許せなかった。丹羽のどこが優しいのか理解できないし、出来る男が仕事に私情挟むってどうなのか。

  • オリエンテーリング?

  • 仕事の出来る先輩×健気な後輩

    泣いた〜
    ランチタイムに読んじゃダメだ、気になってその後仕事になんなかったよ
    健気な中根、可愛い中根
    そして途中まで憎らしい丹羽っ
    でも、丹羽さんの心の底も切なくて
    それでも受け止める中根。。
    うぅ、せつない

    文中の
    「大丈夫、を何十回、何百回と心の中で繰り返す。
    何度も言っていれば、きっとそれが本当のことになるから。」
    という言葉
    涙がぶわっと溢れました。

    せつない、から、甘々への怒涛の流れ
    中根と共に耐えてきただけに、嬉しかったなぁ(笑)
    丹羽さん、甘々超えてメロメロじゃないか〜(気持ち分かるけども〜)

    2本目のSSも良かったです。
    妹さん、カッコいいなぁ

    本当の大好きなお話です
    永久保存版です!

  • 号泣。もう切なくて涙涙。丹羽ひどいやつ。中根健気。これからは末長く幸せになってほしい。それにつけても、火崎先生の話は本当泣く率高いなあ。

  • 仕事ができる上に、新人の面倒見も良い。そんな先輩の丹羽に憧れるうちにやがてそれが恋心となってしまった中根。
    片想いでも側にいるだけでいいと仕事に打ち込んでいたある日、中根は酔いの手伝いもあって隠していた気持ちを告白してしまいます。その必死な想いを丹羽はあっさり受け入れてくれて、その上激しく抱いてくれたのですが。

    仕事面では有能で頼りがいのある丹羽で、鬱屈したものを抱えてるとは思えない男らしさがあります。そんな丹羽に仕事の失敗を責められることもなく逆に励まされ、いつの間にか惚れてしまった中根です。
    叶わない想いだとわかっていても諦められないけれど、好きな人の邪魔にはなりたくない…とは、絶滅種のまさに昭和な耐え忍ぶオンナ。
    ということは、丹羽はウサ晴らししてみたものの後ろめたさも感じて、でも折れて出ることはできないガキ大将…みたいな?

    不覚にも泣いてしまいました。エビカレーのところで。丹羽の大人気ない言葉に傷つく中根が不憫で。
    人の気持ちを利用するなんて酷いですね。酷い奴だけど、まあ、この話は中根の一人称で描かれていて中根視点だったので、丹羽がものすごく美化されていたのかもしれません。
    加えて、中根の言葉が丹羽の一番痛い部分を抉ってしまったことは、間違いないですね…
    でも、丹羽に手の平を返したような仕打ちをされても、そこで相手を責めることがなく、彼を好きになった気持ちにも一切後悔していない中根。控えめだなと思う一方で、彼の芯の強さも感じさせられました。地味にブレない。

    丹羽の気持ちの変化をもっとはっきり知りたかった気はします。
    手放してしまってからやっと、いつの間にか自分にとって大事な存在になっていたことがわかったんでしょうけど。
    しかし、もう少し痛い目に遭ってほしかった…ww
    恋することを許すなどと言ってた立場から、今度は許してもらう立場に。
    でも、折れて出てるわりに、やっぱり不遜な態度は崩れていないのが返って丹羽らしくてよかったです。ひょっとして、あの横柄さは照れ隠し?

    Hシーンは少ないんですが、恋する中根の心情を考えると、ぐっとくる箇所がてんこ盛りです。愛されてないと知りながらも従順で、献身的なところとか、きゅんとしました。

    「女神の許容」では、丹羽が妹と再び向かい合うことができて安堵しました。エビカレーもリベンジできてる。
    ちゃんとハートフルに仕上がっていて、いい読後感でした。恒例のあとがきもニヤつけました。

  • 絶対切ないはず!と思って購入したんだけれどなぁ。確かに切なくて健気ではあるのでこの受けは好みなタイプなんだけれど、攻が駄目だったなぁ。 基本的に火崎さんは一人称だから受視点の時は一切攻の感情ってのが分からないのがねぇ。なんでイキナリそうなってんの?え~いつから?って思っちゃいました。まぁ色々と攻が自分の気持ちなんかを説明してるんだけれど、なんかイマイチそれまでの攻の態度と,彼女への思いとを考えると腑に落ちなかったなぁ。やっぱり彼女への思いよりも彼への思いの方がより良かったような気が・・・。

  • 広告代理店につとめる上司丹羽と中根。
    先輩×後輩、もどかしいリーマンラブ
    会社の先輩である丹羽が好きな中根は、飲み会の帰りに思わず気持ちを伝えてしまう。「だったら抱いてもいいんだな」酔った彼にそう言われて頷き、関係を持ってしまう中根。だが、彼がベッドで口にしたのは、見知らぬ他人の名前だった。
    というわけで、丹羽の自分本位な性格がなんともいえないのだけれど、仕事はできる「できる先輩」な分けで、中根が健気でかわいそうだった。でも、なんか先輩の気持ちが傾いているのかなぁという気配はちらほらあったから、なるようになったよね。しかし、開き直ってからの先輩の変化がちょと違和感あったかも。

  • こういう展開は好きで、でも、まとまるときにとたんにどうでもなるケースも多いんだけど、これは最後までテンションが下がらなくて良かったな。

    この人は話が好きだけど、表現がどうも理屈っぽいのが苦手だったんだけど、最近だいぶ気にならなくなってきたかな。

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