ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた

著者 :
  • 照林社
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本棚登録 : 206
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796524834

作品紹介・あらすじ

あの「ねじ子先生」が研修医や看護師などに向けて、"不測の事態に対応できるような"、"精神疾患の患者だと思われる人への初期対応"を説いた本。
おなじみのイラストを中心にわかりやすく解説することで、精神科治療ではなく、「適切な精神医療につなげるため」の基礎知識をまとめることで、精神科治療が必要な患者さんをちゃんとみつけ、専門家にきちんと届けるための1冊

感想・レビュー・書評

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  • 統合失調症や躁鬱など
    かなり重い事例から
    パーソナリティ障害などの
    ソフトであいまいな事例まで
    幅広くのせられてます
    急激に悪くなるポイントや
    特徴を把握しておくだけで
    人命を救う判断ができるというのは大きいですね

  • 手描き文字とイラストで、さまざまな精神疾患や依存症の解説と対処方法を書いている。著者は現役の医者で、漫画タッチとはいえかなり深い。
    四種類のドーパミンの働き、躁鬱では鬱より躁の方がはるかに危険、自殺願望はすばり聞く、など、実際に対処している医者ならでは知見に触れられる。統合失調症と解離性障害の見分け方法、各薬の作用機序も分かりやすい。
    なぜかてんかんの薬が効く例も書いてある。身近でそのケースを見ているので説得力ある。
    サイコパスのようなパーソナリティ障害やアル中までカバーしているので俯瞰するのに良いです。

  • 医療従事者で精神疾患を学びたい方には取っ掛かりとしてとてもオススメです。ボリューム感はありますが、絵が分かりやすくよく纏まっていると思います。絵が可愛い。自分の興味ある疾患から読めるのもgoodです。ただ、本文にも書かれていますが、これで全て分かったつもりにならない事が大切です。

  • N740/モ

  • ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた。森皆ねじ子先生の著書。精神科治療が必要な患者さんをちゃんとみつけて必要な精神科治療を受けられるようにするには知識が必要。知識がないと精神科治療が必要な患者さんを救えないし精神科治療が必要な患者さん本人にとっても周囲の人にとっても不幸で悲しいこと。精神科治療が必要な患者さんをちゃんとみつけることができる人が増えれば社会全体にとっても素敵なこと。

  • ↓こちらのURLをクリックすると富山大学蔵書検索画面に飛び、所在を確認できます。
    https://opac.lib.u-toyama.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB30149423

  • 初心者には非常にわかりやすく、ポイントをまとめて書いてあり、導入編としてはとてもよい1冊。
    専門家ではない人が、読むには十分な内容でした。
    逆にこれ以上のボリュームだと、読み進められる自信もないので、軽いノリで書いてあるけど、ちょうどよい内容と量をかなり考えて設定されてあると感じる。

  • N740

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著者プロフィール

医学生時代からイラストレーターとしての活動を開始。卒業後、医師として病院に勤務しつつ医学生向け月刊誌等でマンガやコラムを執筆。著書は『ねじ子のヒミツ手技』シリーズ(エス・エム・エス)、『ねじ子のぐっとくる体のみかた』『ねじ子のぐっとくる脳と神経のみかた』(医学書院)、『人が病気で死ぬワケを考えてみた』(主婦と生活社)など。『マンガでわかる微分積分』『マンガでわかる統計学』(サイエンス・アイ新書)ではマンガ部分を担当。ブラックジャックもいいけれど、むしろ手塚治虫先生にあこがれる女医兼マンガ家。現在の夢はモーニング娘。に加入することと、キュアドクターとしてプリキュアになること。

「2020年 『ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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