ウェルチ的徹底経営: 利益を上げる愚直なまでの手法 (宝島社新書 191)

著者 : 川井健男

• 宝島社 (2003年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kakapo1233さんの感想 · 2013年6月2日]

　ウェルチという人間は、とにかく、思いっきり仕事を楽しんでしまった人間であり。彼がいつも心がけていたいたことは、社員が時間を忘れて、楽しく、思う存分仕事ができるような職場環境を作る、ということだった。
　ウェルチのモットーのひとつは、「誠実であること」である。彼のスタイルは、極端な言い方をするならば、愚直なまでの徹底性である。これでもか、これでもか、と、ひとつ覚えの直球を投げ続けるのが、ウェルチのスタイルである。簡単明瞭な基本方針を、徹底的に、徹底的にやりぬくこと。
　ジャック・ウェルチは、大きな野心を持っていて、それを隠そうとはしない。ずけずけものを言う。あまりにも結果、成績、数字を重視し過ぎる。良く言えば、現実を直視し、それを正直に公言するわけだ。この「野心的であること」こそが、ウェルチのこれまでの人生と経営手法のど真ん中に位置するキーワードである。

[とまとさんの感想 · 2012年9月7日]

徹底的に、官僚主義を排除、理論的、民主的、地球的がキーワード。
競争相手は眠っているわけで無いので、スピードが重要。
基本的なことをやり抜く、ということが改めて大事、ということを認識する本。