恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか? (宝島社文庫日本ラブストーリー大賞シリーズ)
- 宝島社 (2012年2月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796688963
感想・レビュー・書評
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どことなく夢みがちなタイトルのように思われたが、内容はそこそこ骨太であるような気がする。4章に分かれていて、2章と3章はやや「お仕事小説」の観を呈していて、「お仕事小説」好きの私にはよかった。
主人公の青子がだんだんたくましくなるのがよい。感覚的にだんだん人に強く言えるようになったり、流せたりできるようになるところとか。しかし色恋沙汰が始まるとなんか弱くなる。まあそんなもんか。
青子はちょっとぐずぐずなところもあるが、著者はわりとぱきぱきした方なのではないかと思った。 -
うだうだ。。
恋するのってでも実際時間かかるよね。 -
どういうわけか、波乱万丈。
一生懸命だけど空回り。
でも恋愛や仕事に奮闘しながら
少しずつたくましくなっていく姿に
ハッピーエンドを願ってしまう。
彼女のこれから先が気になる。 -
京都の大学に通っていたこと
仕事で苦労したこと
思うようにいかない恋愛
女の子がぶち当たりそうな壁 -
自分の「これまで」と「これから」を読んでいるようだった!
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青子に彼氏ができないわけないじゃんと思うのは、青子=佐々木希でイメージづいてしまっているからだろうか。一生懸命なのになんか間が悪くてかっこ悪い、可愛い今どきの女の子。
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またも女子度の高いタイトルの本を読んでしまいました。
といっても中身は女性が主人公の日常が描かれる小説でしたが。
主人公の青子は芸術系の大学に進んだ後、
普通に就職して、普通の毎日を暮らしている女性です。
ちょっと普通ではないところは、
24歳で男性経験がないことと、
何故か岡山から京都まで月一で会いに来る男(彼氏ではない)がいること。
そんな青子の24歳から29歳までの日々を少しずつ切り取って、
少しずつ成長していく姿を丹念に描いています。
特にもの凄い事件があるわけでも、
爽快な解決があるわけでもないのですが、
淡々と一気読みしてしまいました。
最初は気になった岡山の方言も読み進めるにつれて慣れましたし、
読みやすかったなぁという印象です。
しかし女性ってのは男性とつき合うことを
こんな風に考えているんですかねぇ。
やっぱ性差ってのは大きいなぁと思います。 -
同年代の青子に興味があって、尚且つタイトルにひどく共感してしまって、読んでみた。
青子はほぼ自分自身なのかと思うくらい、自分と被ってしまった。
イイのか悪いか分からなくて、3にしました。
でも、非常に気になる作品になりました。