ネメシス (ShoPro Books)

  • 小学館集英社プロダクション
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796875424

作品紹介・あらすじ

強靱な肉体、莫大な資産、そして邪悪極まりない頭脳…スーパーヴィラン"ネメシス"にはすべてがあった。世界中の有能な警官を次々と葬り去ったヤツが次に狙いを定めたのは、ワシントンD.C.のブレイク・モロウ本部長。しかも、今回の標的はヤツにとって特別な意味があった。大胆かつ卑劣な作戦で、アメリカ全土を混乱に陥れるネメシス。肉体と精神の限界に挑むかのような攻防戦の行方は…?『キック・アス』『ウォンテッド』のヒットメーカー、マーク・ミラーが『シビル・ウォー』のスティーブ・マクニーブンと再びタッグを組んでおくる、究極の悪のヒーロー譚。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画サロントリガーにて前々から気になっていたため読了。マーク・ミラー...天才だ...と感じました。ド悪党が金と権力と超人的な肉体を持ったらこうなるよ。と言ったようなことをシンプルながらも描ききった作品。ネメシスにはなんの目的もないし、行動原理はワケが分かりませんが、そのワケのわからない目的のない大量虐殺というのが逆に良かったし。倫理観をぶっ飛ばして楽しめました。

  • こ、これはドン引きものだ。愉快犯が罪も無い人々をむごたらしい目に遭わせるよ! しかしそのテキパキ悪事術と容赦ゼロのやり口にはやっぱスカッとするものがあり、コスチュームも美しくカッコいい。オチも定番とはいえそこには人の心に潜む悪意が描かれていて、このコミックに痛快さを感じるような悪意をもつ我がこととして空恐ろしい。

  • 強靭な肉体、莫大な財産、邪悪極まりない頭脳、スーパーヴィラン・ネメシスには全てがあった。世界中の有能な警官を次々に抹殺したヤツが次に狙うのは、ブレイク・モロウ本部長。
    しかも今回の標的は、ヤツにとって特別な意味があった。大胆かつ卑劣な作戦で、全米を混乱に陥れるネメシス。攻防戦の果てに待っていた衝撃の結末とは?
    ネメシスのキャラクターのアイデアのきっかけは、バットマンがジョーカーだったらというところから始まっているだけに、一分の狂いもない計画で敏腕警官を抹殺していく展開のピカレスクアクション映画のような痛快さ、エアフォースワンを市街で暴走させたりド派手なアクション、ネメシスが警察を撹乱させるために出すなぞなぞの数々、そしてネメシスの真の狙いが明らかになる衝撃の展開は、「ウォンテッド」以上の痛快ピカレスク・グラフィックノベルに仕上がっています。

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