スパイダーマン大全[増補改訂版] (ShoPro Books)

著者 : マシュー・K・マニング トム・デファルコ 光岡三ツ子 富原まさ江

• 小学館集英社プロダクション (2017年10月18日発売)

感想・レビュー・書評

[domarinさんの感想 · 2017年10月22日]

かつて発売されていたものの増補改訂版。近年の展開も含めて再編集されている。
かつてのものは読んでいないのでわからないが、とにかく面白かった。「ウルヴァリン」のものと構成は同じなのだが、なんだかんだ言って基本的にはチームでの活躍が中心となるウルヴァリンと異なり、単独で長い歴史を歩んできたスパイダーマンの記事は必然的に密度の高くなり、読んでいて非常に面白い。邦訳のない部分はどうしても普段、解説書で知るしかないところを豊富なイラストともに読めるだけで非常にありがたい。
さらには、スパイダーマンシリーズの魅力でもある、多彩なヴィランやサブキャラクターの多さを豊かに描写されるのが楽しい。
少しでもスパイダーマンの原作に興味があるならば一読しておいて損はない。

著者プロフィール

●マシュー・K・マニング［著］……コミックブックのライター。『DC COMICS: A VISUAL HISTORY』『DC COMICS YEAR BY YEAR: A VISUAL CHRONICLE』（いずれも共著・未邦訳）などアメコミの豊かな歴史に関する著作も多く、これまでに手掛けたコミックおよび書籍は40冊を超える。

「2018年 『バットマン・キャラクター事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」