法の世界における人と物の区別 (民法研究レクチャーシリーズ)

著者 :
  • 信山社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797211337

作品紹介・あらすじ

日本の「法学の誕生」を通して考える法学入門 ― 学びの基本から学問世界へ。高校生との対話による次世代のための法学レクチャー。「法の世界」と「現実の世界」のギャップ? 「人」と「物」に関する、過去、現在、未来。ギリシャ・ローマにまでさかのぼって考え、法についての基本概念を学ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 法律おける人と物の区別は案外難しい古くは奴隷の扱い 今はAi 多様化が進む中で足元の問題が案外と深いんですねー。

  • 東2法経図・6F開架:324.1A/N94h//K

  • AIが「高度の認識機能」(知能)を有し、その行動に際して「合理的な判断能力」を持ちうるようになることは疑いないところであるが、このような状況の中で、AIが事故を起こした場合の責任などに関連して、AIの法的な地位、法人格を与えることの可否が問題になるが、例えば、AIを製作した者が予想を超える事態が生じた場合であっても、AIを作ったことが原因であるとしてAIの製作者の責任とするアプローチ、AIの利用者に無過失の責任を負わせるというアプローチが考えられるところ、これらを切り離してAI自身の責任にしたいとして制度設計する場合に限られることになる。
    このように見れば、AIの宝珠体制を考える必要がある場合は意外と狭いことがわかる。
    「人」と「物」について、ローマ法以来論じられてきたことを踏まえ、その間にある「AI』また「自然」の法人化を考える。小型であるが、教えられることの大きい書物である。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授

「2022年 『法の世界における人と物の区別』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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