ジェンダー法研究【第9号】

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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797268492

作品紹介・あらすじ

◆特集1「『結婚の自由をすべての人に』訴訟を考える」と特集2「ハラスメントのセカンドステージ」を掲載―実務と研究を架橋し、新たな共生社会を拓く【ジェンダー法学】の専門誌◆
第9号は、特集1「『結婚の自由をすべての人に』訴訟を考える」は、原告当事者を含む6本(国見・たかし、中谷、中川、西山、二宮、鈴木)、特集2「ハラスメントのセカンドステージ」は5本(三浦、三成、浅倉、中野、菅野)。家族やジェンダーの動向として2本(田中、ヨ)、「立法・司法の動向」は、夫婦別姓訴訟のその後(寺原)、アメリカの中絶の権利裁判についての翻訳(マッケナ/立石〔訳〕)を掲載。

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  • 【目 次】
    ・はしがき(浅倉むつ子・二宮周平)
    ◆特集1:「結婚の自由をすべての人に」訴訟を考える
    ◇1 原告当事者の思い(1)/国見亮佑・たかし
    Ⅰ はじめに(たかし)
    Ⅱ パレードと人権と「いま」(たかし)
    Ⅲ 原告になることを決めた日(国見亮佑)
    Ⅳ 20210317札幌地裁判決(国見亮佑)
    Ⅴ 20220620大阪地裁判決(たかし)
    Ⅵ 札幌違憲判決は何だったのか(たかし)
    Ⅶ おわりに(国見亮佑)

    ◇2 原告当事者の思い(2)/中谷衣里  
    Ⅰ 自己紹介
    Ⅱ レズビアンとしての生い立ち
    Ⅲ 「結婚が出来ない関係「であることで困ったこと
    Ⅳ 札幌地方裁判所の判決について
    Ⅴ おわりに

    ◇3 婚姻の自由と平等,人としての尊厳を求めて―札幌地裁判決と大阪地裁判決の検討/中川重徳  
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ 原告らはなぜ裁判を起こしたのか
    Ⅲ 原告ら主張の骨子
    Ⅳ 異性愛規範の正当性・合理性が失われている事実
    Ⅴ 被告主張
    Ⅵ 二つの裁判所の判断
    Ⅶ さいごに―両判決の分岐点と課題

    ◇4 婚姻の自由の拡張か人的結合への自由か―婚姻を求める同性カップルをめぐる2つの地裁判決から考える/西山千絵  
    Ⅰ 現在の「婚姻」に異を唱える
    Ⅱ 地裁2判決による問題提起
    Ⅲ 地裁2判決が示した可能性をもとに検討する
    Ⅳ 「婚姻」の未来を模索する

    ◇5 札幌地裁判決と大阪地裁判決の検討―民法から/二宮周平
    はじめに
    Ⅰ 性的指向・同性愛に対する認識
    Ⅱ 同性カップルの生活に対する現状認識
    Ⅲ 婚姻制度の目的ないし趣旨
    Ⅳ おわりに

    ◇6 婚姻平等を達成した台湾の経験が示唆すること/鈴木 賢
    はじめに
    Ⅰ 「婚姻平権」というフレーミング
    Ⅱ 国際連帯するアンチ同性婚運動
    Ⅲ 第748号解釈少数意見と大阪地判の共通点
    Ⅳ 裁判によるさらなる平等化
    Ⅴ 同性婚法施行後の台湾で起きていること
    おわりに

    ◆特集2:ハラスメントのセカンドステージ

    ◇7 政治分野におけるハラスメント防止体制をどう構築するか―条例を手がかりに/三浦まり
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ 地方議会のハラスメント
    Ⅲ これまでのハラスメント防止条例
    Ⅳ 福岡県のハラスメント根絶条例
    Ⅴ おわりに

    ◇8 大学におけるハラスメント防止体制の現状と課題/三成美保
    Ⅰ ハラスメント防止法制と問題点
    Ⅱ 大学におけるハラスメント防止の現状―アンケート調査から
    Ⅲ 大学におけるハラスメント防止の課題

    ◇9 ハラスメント根絶と学術の発展―改めて京大・矢野事件を考える/浅倉むつ子
    はじめに
    Ⅰ 京大・矢野事件とは
    Ⅱ 大学組織とハラスメント
    Ⅲ 学術の質を高めるために

    ◇10 記者に対する性暴力の告発―ジェンダーと報道の自由/中野麻美
    Ⅰ 「長崎市事件」とは何か
    Ⅱ 主な争点と長崎地裁判決の内容
    Ⅲ 告発が問うもの
    Ⅳ 権利の回復とは何か

    ◇11 フリーランスに対するハラスメントの現状と法的課題―アムール事件(東京地判令和4年5月25日労判1269号15頁)を素材に/菅野淑子
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ 事実の概要
    Ⅲ 判 旨
    Ⅳ 本判決の位置付け
    Ⅴ むすびにかえて

    【家族・セクシュアリティ・ジェンダーの動向】

    ◇12 今なお続く婚外子差別―戸籍と窓口対応/田中須美子
      はじめに
    Ⅰ 日本における婚外子差別法制度の現状
    Ⅱ 世田谷区役所婚外子差別事件,5年半かかってとうとう解決へ

    ◇13 DSDs:体の性の様々な発達―課題と展望/ヨ・ヘイル
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ 新型出生前検査(NIPT)の問題
    Ⅲ 性別欄・出生届の現在的な課題
    Ⅳ おわりに

    【立法・司法の動向】
    ◇14 第2次夫婦別姓訴訟その後―第3次訴訟へ向けて/寺原真希子  
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ 2021年最大決を踏まえた憲法上の視点
    Ⅲ 憲法学者の論考
    Ⅳ 弁護団の検討状況と訴訟外の動きとの連携の必要性
    Ⅴ 海外別氏婚にかかる裁判の位置付け
    Ⅵ 最後に

    ◇15 Dobbs事件とアメリカにおける中絶の権利―何が起き,次に何が起こるのか?/サブリナ・シズエ・マッケナ(立石直子(訳))  
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ Dobbs事件の概要
    Ⅲ Dobbs判決の影響
    Ⅳ コメント

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著者プロフィール

「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟控訴人、にじいろほっかいどう理事長、公立学校教諭

「2022年 『ジェンダー法研究 第9号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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