タテ型人脈のすすめ

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797327021

感想・レビュー・書評

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  • タテ型とあるから上司部下の関係かと思ったら、深さのことだった。
    デジタルではなくアナログ(はがき・手紙を出す)など他の本にも書かれているようなことが書かれているので、ありきたりな内容と思うこともできるが、それが重要なのだと思う。
    オリジナル・グッズは面白いと思ったが、いざ自分がやることを考えると何をすれば良いのか悩む。
    首尾一貫しているのは、挨拶・キャッチフレーズ・グッズなどなどオリジナリティを発揮することの重要性と、ポジティブ思考。

  • 序章 「金脈」は「人脈」から
    第1章 人脈は「タテ」に掘れ!必ず、ダイヤモンド鉱脈に当たる
    第2章 「ギブ・アンド・ギブ」でダイヤモンド鉱脈を「タテ」に掘れ!
    第3章 デジタル時代だからこそ、アナログ思考で―「ハガキ」の力は百人力
    第4章 「異業種交流会」参加の極意
    第5章 「タテ型人脈力」で、あなたもこう変われる
    第6章 ダイヤモンド鉱脈を掘る「コツのコツ」


    ◆著者の志賀内さんによると、真の人脈の計算式は次のとおり。


    人脈の数量 × 人脈の質 = 真の人脈(本書ではこれを「人脈力」と呼んでいます)


    ◆ここで、「数量」を横軸に、「質」を縦軸にとって考えると、普通、人脈を広げようとしている人は、横、つまり人数ばかり増やすことに注力し、質を高める努力をしていないわけです。

    しかし、計算式からわかるように、「人脈力」をつけるためのキモは、質、つまりタテ方向のベクトル。

    本書では一貫して、タテ方向を意識した「タテ型人脈力」をつけるためのノウハウが語られています。


    ★「ギブ・アンド・ギブ」

    ◆この言葉についてはすでにご存知の方も多いと思います。

    著者曰く、「人脈作りの決め手」というくらい、大事なキーワードなのだとか。

    ここでは、「ギブ・アンド・ギブ」を実践するための著者の教えを列挙します。


    ■「バスクリンの法則」

    ⇒入浴剤はお湯をかき寄せると逃げて行き、逆に追いやると近づいてきます。

    これと同じで、相手にまず与えると返ってくるものなのです。


    ■「客家(ハッカ)の法則」

    ⇒「客家」とは中国南部に居住する民族です。

    この客家の住居は円形ドーム型で、隣の家同士がつながって、ぐるっと一回りしています。

    そして「右隣の家の人に親切にされたら、反対の左隣の家の人に親切をしなければならない」という習慣があるため、隣に親切をすると、いつか回って自分の元に返ってくるのだそう。

    「ギブ・アンド・ギブ」というのは、まさにこれと同じなのです。


    ★「ハガキ」の力は百人力

    ◆本書では、人脈力をつけるための「ハガキの活用」について、かなりの量(約60ページ)が割かれています。

    ここでは、そのテクニックをいくつか・・・。


    ●1日3枚でも絶大な効果(「心の琴線に触れる」「人がやらないから目立つ」など)

    ●年賀状より「年末挨拶状」⇒特に志賀内さんのばあい、年末挨拶状にひと工夫されています(詳しくは本書で(笑))。

    ●ハガキを習慣にできる6つのレッスン(「5行でオーケー」「オリジナル・ハガキを作ろう」「絵葉書で出そう」など)


    ◆ハガキの活用については、ビジネス寄りですけども、以前こういう本をご紹介しました。

    結局、習慣にするためにはある程度のシステム化が必要なんですよね。

    そういう意味でもこの本はオススメ。

    ◆それなのに、「人脈」というと、どうしても「金脈」といったお金がらみのイメージが付きまとうことが多いです。

    著者の志賀内さんにとっても、それは不本意なことなのですが、他に適切な言葉が見当たらないため、真の人脈という意味で使ったのが「タテ型人脈力」という言葉。

    この「タテ型人脈力」を身につけると、
    お金や地位や名誉をも超越して幸せになれる

    のだそうです。

    まさに私好み(笑)!


    ◆そしてこの「人脈力」は「伝家の宝刀」、つまり、抜かずに使わないことに価値があるわけで、いざ、という時にこそ役に立つのです。

    ただ、私の場合、たとえ形成しても使わないまま朽ち果ててしまいそうなヨカンも・・・(汗)。


    ◆ちょっと下世話になりますが、こういう「人脈力」のためにかかった経費というのは、通常事業上の経費にできることが多いです(サラリーマンは別ですけど)。

    しかも何らかの形で後々返ってくることがあれば、それは「資産(財産)」と言えるわけでして。

    自己投資も含めて、こういった「金、金、」と言わない分野に、目を向けるのも宜しいんじゃないでしょうか(笑)?


    豊かな人生を送りたい方にオススメ!

  • ● 客家(はっか)の法則「隣の人に親切にしてもらっても、その人にお返しをしてはならない、という教えが伝わっているのだ。右隣の家の人に親切にされたら、反対の左隣の家の人に親切をしなければならないのだ」

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著者プロフィール

作家・小説家。「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表として、「思いやり」でいっぱいの世の中をつくろうと、思わず人に話したくなる感動的な「いい話」を探して東奔西走中。その数は数千におよぶ。著書にベストセラー『No.1トヨタのおもてなしレクサス星が丘の奇跡』、『5分で涙があふれて止まらないお話』『毎日が楽しくなる17の物語』(ともにPHP研究所)他多数。新聞・雑誌・Webなどでほぼ毎日「いい話」を連載中。

「2020年 『101人の、泣いて、笑って、たった一言物語。世の中捨てたもんじゃない!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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