- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797342277
感想・レビュー・書評
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誰もが想像する死後の世界、まるでネバーランドのように子供たちしか迷いこむことのないエヴァーロストを舞台とした物語。子供たちは失っていく記憶を保ちながら、平静と安心を求めてそこに在る。死を受け入れられない女の子が、必死にルールと闘いながら、少しずつ心を強くしていく様子が素敵だった。「行くべきところ」へ行く方法を残照たちに贈りながらもエヴァーロストへと招き入れるのは誰の意思なのだろうか?子供たちはなにを何のためにエヴァーロストへ招かれるのだろうか?想像が膨らむ素敵な物語。
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考え込まずに読み進んでいけて、そのうえ、予想をひっくり返してくれる結果がある物語はとても好きです。
ニックとアリーはどうなってゆくのか。アリーが冒険のほとんどを占めているかと思いきや、鍵はニックが握っていた。世界を切り開く者と、道を切り開く者。
関わってくる中で、力の中心となってくる二人の人物との関係。
夢中になりすぎて、つながる線を繋げることのできないまま読みふけっていたのでこんなことが!と驚いたけれど、あとになって冷静に考えれば、思いっきり書いてあったことがつながるのにw
アリーはこうなったらいいなという方向に進んで、ニックはストレートに進まなかった関係もいいものだ。
ジョギングガールの子供として生まれてくるんじゃ?なんておもったけど、ジョギングガール強いな。リーフも地味にそのためにいた役者ってとこがいいとおもう。
いなくてもいいんじゃ?なんて思ってしまったけど、いないと最後にニックが引き立たないんだってわかりました。ピンヘッドには一番驚かされたw -
ファンタジーおもしろかった!
冒険☆人間関係☆設定も楽しい! -
まず、表紙のイラストで見事にはぁとを打ち抜かれ、
そこからドップリと漬かるだけつかりました。
児童書の王道的なファンタジーの中に、
思わず微笑みたくなるようなエピソードが程よく練りこまれ、
大満足の一冊でした。 -
死んだ子どもが迷い込む国・エヴァーロスト。
死んだことを信じることができない主人公2人は自分の家を目指して旅に出る冒険ファンタジー。
エヴァーロストに住む怪物や女王などのキャラクターもいて、純粋にファンタジーとして楽しめる一冊。
ただ、児童書の王道のようなストーリーなので刺激が欲しい読者には物足りないかも。 -
サクサクと読めます。
登場人物・その役所がいいです。(とくに最後なんかは)