みんなが知りたい地下の秘密 洪水時のあふれた水を取り込む地下トンネルとは?地下鉄の上り線と下り線を同時につくる技術とは? (サイエンス・アイ新書 161)
- ソフトバンククリエイティブ (2010年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797349740
作品紹介・あらすじ
ふだんなにげなく使っている地下鉄やトンネルがどのようにつくられているかご存じですか?日本の国土は、山林が多く平野が少ないという特徴があります。そのため、日本は過密し続ける大都市の地下をじょうずに使っています。地下を開発する最新技術、なじみ深い地下鉄やトンネルから、めずらしい国内、海外の地下施設まで徹底解説します。
感想・レビュー・書評
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2010-9-5
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水
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この本の内容は難しいこともあるけど、それをわかりやすく噛み砕いている。だから専門にしている自分でも復習になったし、とても参考になった。
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地下の全体の本は少ないのではないだろうか。
本書は、歴史、地下の距離に応じた特徴、トンネルの4つのつくり方、驚きの使い方をしている地下についてなどについてまとめている。
地下について興味のある人には、とても良い本だと思う。 -
ふだんなにげなく使っている地下鉄やトンネルがどのようにつくられているかご存じですか? 日本の国土は、山林が多く平野が少ないという特徴があります。そのため、日本は過密し続ける大都市の地下をじょうずに使っています。地下を開発する最新技術、なじみ深い地下鉄やトンネルから、めずらしい国内、海外の地下施設まで徹底解説します。
地下ってこんなにいろいろ利用されているんだ~っと驚かされます。各種地下施設のすごさにビックリですが、何よりもシールドマシンのような巨大工作機械に男心がときめきますね。どうやってそんなことを思いついて、実際に作ってしまうのか、人間の想像力と創造力は果てしないなあとただただ感心しました。図や写真が豊富でわかりやすいのもよかったです。今後さらに地下利用が進み、それによって地上がきれいで住みやすい環境になっていくのが期待されますね。 -
地下鉄やトンネルの知識、地下の意外な活用方法などが写真やイラストを用いて分かりやすくい。メトロは世界初のイギリス地下鉄のメトロポリタン鉄道からきている。
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普段、自分の足元に広がる地面の下がどうなっているのかを意識することはないだろう。表紙の写真は、洪水時にあふれた水を取り込む地下施設の一部。写真左下の人物と比較すると、どれほど大きいかがわかるだろう。これほどの巨大空間を地下に作り出せる技術力に驚かされる!さらに、天然の冷凍庫「氷室」など古代から地下を有効活用してきたことや、カッパドキアなど世界の地下の秘密も満載な一冊。
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トルコのカッパドキアや日本古来の氷室から始まり、地下鉄・トンネル・共同溝 など、地下設備についてひたすら解説した一冊
大深度地下は公的利用が可能な件、洪水 時には「首都圏外郭放水路」「神田川・ 環状7号線地下調整池」などであふれた 水を制御する件、については、すでに以 前から知っているかのような?ウンチクとして披露させていただいた(あんときのアレね)
全体的に広く浅いのだが、シールド工法 のみ少しだけ深く語ってる
なんでかな? -
副題は洪水時のあふれた水を取り込む地下トンネルとは? 地下鉄の上り線と下り線を同時につくる技術とは?~1昔から使われてきた地下の秘密(カッパドキア・江戸時代の穴蔵・京都疎水・大家石採掘跡)2地下の基本と特徴を知る(地下の分け方・大深度地下を使う・ぬれない温度一定の利点)3地下を開発する最新技術の秘密(山岳トンネル工法NATM・シールド工法・開削工法・沈埋工法・最新SENS工法・ニューマチックケーソン工法)4身近な地下の意外な秘密(首都高中央環状線・副都心線・国立国会図書館・国立国際美術館)5驚きの使われた方をする地下の秘密(首都圏外郭放水路・環七地下調整池・CO2を地下に閉じこめる・スーパーカミオカンデ)6海外で使われている地下の秘密(アメリカグリーンブライア・モンブラン駐車場・ノルウェー地下スポーツ施設)~創刊したばかりのサイエンス・アイ新書の一冊。著者は怪しげな研究会。リーダーは京都大学の人。地下空間の利活用や有用性の普及をおもな研究テーマにしている専門家チームで,大学民間企業各社のメンバーで構成されている。オールカラーなのだが,発色はまあまあ。通勤途中の地下鉄内で読むのには良いかもね。秘密!秘密!って言い過ぎだ。セグメントを説明するのに地上デジタル放送のワンセグ視聴を持ち出す必要はないと思うよぉ。大深度地下では土圧よりも水圧が影響する