- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797352696
作品紹介・あらすじ
「雪平、撃っていい?」「ああ、うん」海抜高度一七四〇メートル。雪平たちを乗せた浮船"峰越"は、日本海上空に浮かんでいた。奉天を飛びだし、命からがら祖国へと帰り着いた"峰越"とその乗組員たちは、いまや何の因果か日本鯨軍の防空隊に組み入れられ、約千メートルの距離を隔てて、ロシアの巡鯨と対峙しているのだ。「て」自分に短く号令をかけて引き金を引くクニ。長く煙の尾を引いて、敵鯨に飛んでいく鳥雷。それは、彼らにとっていまいち現実感の薄かった戦争が、本当の意味で始まった瞬間だった。戦火に燃える空で、ちっぽけな浮船は生き延びることができるのか。
感想・レビュー・書評
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戦争中なのに独特のゆるさが特徴
好みの分かれるところ
にしても薄すぎか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず登場人物が少なく舞台が狭い。もしも別の表現媒体に移植するなら、舞台劇向きだろうか。
クニはかなりデレてきた。戦闘パートでも緊張感はそこそこ。だがそれがいい。というか、主人公達よりも顔も名前も出てこない友軍の行動に心打たれたりする。
この小説の雰囲気が好き。大売れはしないが、万人に対して、不快感は抱かせないタイプじゃないかと思う。 -
1年がかりでようやく読み終えた。というか、ずっと「いま読んでる」になっているのが心苦しくなってきたのでムリヤリ最後まで読み飛ばして読み終えたことにした。そういう読み方もアリだよね。あ〜それアリだ、アリアリ。
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未読
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出てたのか。買いに行こう。
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01/26
先週購入して、通勤途中でカバーもかけずに読んでます。
やっと半分くらい。
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01/28
やっと読み終わった。
イマイチ緊張感が伝わってこないんだが、話自体は好き。