毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる! 月間たった80㎞で2時間46分! 超効率的トレーニング法 (SB新書)
- SBクリエイティブ (2011年9月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797364415
感想・レビュー・書評
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ただ単に月間走行距離を稼ぐ練習スケジュールでなく、バイクを組合せたクロストレーニングを進める書籍。
いいこと書いてあるのだけど、具体的なメニューに落とし込まれていないのが残念。
・ランニングのパフォーマンスを決めるのは、①最大酸素摂取量、②無酸素性代謝閾値、③ランニングエコノミー
・人間のエネルギー生成は①無酸素系システム(速筋・糖)と②酸素系システム(遅筋・脂肪)から成る
・速筋の動員が一気に増えるポイントが無酸素性代謝閾値で、このときに速筋で乳酸が生まれる。速筋で生じた乳酸は、遅筋に運ばれて有酸素系システムを介してエネルギーを生む際のエネルギー源になる
・速筋と遅筋の比率は概ね遺伝で決まっていると言われるだが、マラソントレーニングも主眼は「筋機能を鍛えて無酸素性代謝閾値を上げること」。これには「ややきつい」を超えた「きつい」レベルでのトレーニングが必要
・LT値と最大酸素摂取量の引き上げを怪我なくやるには、バイクを使ったインターバルトレーニングが有効。あとは、お尻の筋肉とハムストリングスを週2〜3回ペースで行うとよい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数年前の本なのに、薄底で練習。本番は厚底。と提唱。
厚底ブームの今、厚底履く人に読んでもらいたい。
自転車トレを取り入れた練習メニューがメンイなので自転車乗りの方にも。
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長い距離を一定のペースで走り続けるよりも、運動強度を上げて短時間でトレーニングの成果を出すということで、非常に納得できた。同じペースだとそれこそ42キロ走らないとマラソン用のトレーニングには不足してしまう。運動強度を上げてレースのぺースよりも早く走り、短時間で効果を上げるというのはビジネスマンランナーには合っているし、ケガのリスクも減る。著者推奨の自転車トレーニングとの組み合わせはチャレンジできないが、役立った一冊となった。
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月間80kmでサブ3は,さすがに眉唾だが研究データをベースにした論考は興味深い.ある程度脚ができている人向けかな.いくつかは取り入れよう.
・市民ランナーレベルでは月間250kmを超えると故障が増える.
・自転車を使ったクロストレーニング(前傾姿勢で足首を使わない,回転数は90-100回/分)
・LSDのみでは限界.高強度のポイント練習は不可欠
例えば
・インターバルトレーングの重要性(遅いペースの10km走より,1km*5回のインターバル)
・ビルドアップ走を取り入れる
・フォームは形からではなく意識から変える(股関節を使った走り)
・レース前はしっかりテーパリング -
マラソン記録サブ2:50のスポーツ学者が研究結果をまとめたランニングノウハウ本。ケガで距離信仰を離れ、自転車を利用したクロストレーニングに移行した成果を紹介・推奨している。ランのみのトレーニングも紹介しているけど、いずれも科学的根拠に言及していて説得力がある。ただし詳細なメニューはサブ4向けのみ。よく意を汲んで大会に備えたい。
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練習量の少ない自分にはとても参考になりました。
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主に自転車とのクロストレーニングを行い効率よくフルの最短記録を狙うと言うもの。すでにトリプルトレーニングをこなしている私としては、改めて時々、再確認と言う点では良書かも。
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12年12月31日に、初めてハーフマラソンを走った。
初めてにしては、良いタイムで、ネットで2時間をほんの数秒切る
記録となった。やったー!!
しかし、次の日、両足が痛い。 本当に痛い。
まさに、マラソンによる故障だ。。。 妻には、病院代がかかると
怒られるし、息子たちには笑われるし。。。(苦笑)
でも、2月には会社の同僚と駅伝に参加予定。
走らないと、走れない。でも、足が痛い。
そこで、手に取ったのが、この本。
クロストレーニングして、足への負担を減らして走る練習をする。
しかぁーし、自転車がないとできない練習だった。
高い自転車を購入(もしくは持っている)しての練習メニューだった。
走り出したのは、ダイエットのため。お金をかけないで、やせるため
走っている私には高価な自転車は買えない。
だけど、参考にはなったので、「うん」の評価。
市のトレーニングルームは安いので利用している。
勝手な意見を言えれば、ルームバイクでのトレーニング方法を
詳しく紹介してくれれば助かった。