おとーさんといっしょ! 少女とメガネとハイペリオン (GA文庫)

著者 : 中谷栄太

• SBクリエイティブ (2011年4月14日発売)

作品紹介・あらすじ

珪素生物と彼らの「円卓政府」が統治する地上で「運び屋」をしている人間リュウは、ある夜、騒動に巻き込まれる。荷物の届け先だったはずの相手は殺され、リュウ自身も謎の敵に襲撃され、おまけに運んでいた荷物から出て来たのは、珪素生物の少女-!?「ほら私おとーさんの娘で、相棒で、将来的にはお嫁さんでしょっ?」「娘ではないし、お父さんでは断じてない。そして、そんなろくでもない将来の計画を立てた覚えもない!」「これから立てさせてみせるもん!」なぜか自分のことを父親呼ばわりし、懐いてくる少女ルーに困惑するリュウ。奇妙な同居生活が始まるが-?第3回GA文庫大賞奨励賞受賞作登場。

感想・レビュー・書評

[かりおんさんの感想 · 2011年10月15日]

読んだよ．
運び屋をやってるリュウが預かった荷物は少女だった．
珪素生物ですよ．
炭素ではなく珪素．
シリコン生命ですよ．
ARMSとかマブラヴオルタネイティブとかでも出てた．
なんていうか，SFチックな感じですよね．
隕石が珪素生命で，地球の生命体と融合しつつ増えてって…
ってアレがなんとなくARMSを彷彿とさせますな．

まぁ，そんなわけで荷物の中身の少女が珪素生物でして
少女を狙う殺し屋やらが襲ってくるわけですよ．

で，珪素生命の肉体のある一部を使う事で“原型”にアクセスして異能が使えたり
エスエフで異能バトルな運び屋物語．

珪素生物の少女がリュウを「おとーさん」と呼び慕う．
そんなよくわからない同居生活ですよ．

面白いんだけど珪素生物少女のキャラがなぁ…．
惜しい．
４点．

[nok31さんの感想 · 2011年7月20日]

世界観や設定の作り込みなどは評価できるがいかんせん表現しきれていないし読者は理解できない。終盤はデビュー作の例に漏れず展開が速すぎて読者置いてきぼり感が。2巻以降はそのあたりを修正してじっくり書いてもらえれば。

著者プロフィール

著:中谷栄太（なかたに えいた）第３回GA文庫大賞において《優秀賞》を受賞してデビュー。新潟県上越市出身。蟹座のO型。

「2017年 『瀬川くんはゲームだけしていたい。2』 で使われていた紹介文から引用しています。」