彼と人喰いの日常 (GA文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797366983

作品紹介・あらすじ

「初めまして。大神黒衣と申します」突如転校してきたその美少女は、高校生神咲十夜の"自称婚約者"。だがその正体は…。『月に一度、人を喰わせてもらう。それがわしとの契約じゃ』殺されかけていた十夜が、助かるために契約してしまった人喰いの妖だった!契約に従い、毎月一人誰かを彼女に喰わせなければいけなくなった十夜。「大神さんは、十夜くんとはどういう関係なんですか!?」だがそんな事情とはお構いなしに、幼馴染の来海立夏が黒衣に話しかける。これは、妖と暮らすことになってしまった少年の"板挟みな日常"の物語。『末長く、よろしく頼むぞ我が主』第3回GA文庫大賞奨励賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 全4巻完結。
    これは超推し。
    最終巻のあとがきでイラストレーターの春日歩が言った『ラブコメ展開を挟みながらも、終始纏わりつくようなどんよりと重苦しい独特の空気がクセになる作品』はぴったりの評。
    良くあるラブコメ作品だと黒江が、最強だけど実はポンコツ妖でツンデレ、となる所を、徹頭徹尾ヒトの理と違う思考のモノとして描きながら、そんな存在が主とシュールな夫婦漫才するギャップがとても面白かった。
    GAマガジンに最終巻のその後が載っているらしいので読んでみたい。電子書籍のGA文庫マガジンのvol7 or vol10

  • いじめにじっと耐える主人公の前に現れたのは
    人を食べてしまう妖。

    うっかり声に答えてはいけない、という
    分かりやすい状態です。
    とはいえ、ものすごく傍若無人にふるまったり
    何か困る事があるわけでもない相手、ですが。
    とはいえ、1か月に1人、というのは
    やれそうで選べない状態です。
    選ぶ気分もそうですが、どう考えても
    何かしら起こりそうですし。

    楽になりたい、というのは、人に対してなのか
    自分に対してなのか。
    中々にきつい選択な上に、何か妙な人が出てきましたし。
    繋がっているけれど、という説明がありましたが
    では自然死だった場合は、どうなるのでしょう?
    それも、あの契約通りに??

  • 面白かったな.

    この,なんていうか救いのない展開とか非常に好み.
    過熱したいじめの暴行によって死にかけていたら
    頭の中に響く声「我と契約すれば助けよう」.
    というわけで助けを求めたらばその相手は人喰いの化物だった.
    そして彼女は契約の代償を求めてくる.

    その代償に苦悩したりなんだりしつつも代償を支払っていく少年.
    ( ・∀・) イイネ!
    この人喰いちゃんが素敵すぎる.
    そして役人役に立たねぇ.
    彼の今後にも期待ですね.

  • 雰囲気は嫌いじゃない。
    厚さとしては薄めなので
    いろんなエピソードが詰まっている
    という感じではなかった。

    今度2が出るみたいだけど
    どういう展開になるのか気になる。
    立夏はもう出てこないかなぁ…

  • 2011 11/3読了。Amazonで購入。
    馴染みのラノベ書評ブログで紹介されていて、面白そうだったので手に取った本。
    美少女に化けた人を喰う化物と、1月に1人、彼女に喰っていい人間を指示する代わりに彼女を使役する契約を結んだ主人公、それにその幼馴染、の3人で展開する話。
    人食い、黒衣がいい味を出しつつ、主人公のヘタレよがり方向の突き抜けっぷりもすごい。お前本当にそれでいいのかよ。
    続編出るような結末ではない気もするが、出るならまあ買いたい。

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著者プロフィール

第3回GA文庫大賞で【奨励章】を受賞、GA文庫『彼と人喰いの日常』でデビュー。

「2018年 『私を自分のものにした責任とってよね2 ~シロもそう思います~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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