- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797367379
作品紹介・あらすじ
「私がお前と血の契りを交わしたのは、純然たる事実だ」「待て!人前で紛らわしいことを言うな!」自分の"ルール"を作り出す、異能力『世界』と、それを操る能力者『世界使い』が存在する現代。高校生・神木凪夜は"魔王"と名乗る少女と出会う。「私の名は禍刻クロノ。いずれこの世界を統べる『魔王』のひとりだ」クロノの巻き添えで、殺された夜は、彼女とともに街中で起きている『神隠し』の事件を追う。『正義』を捨てた少年と、正しい『魔王』を目指す、孤独な吸血鬼の少女との、異世界交錯学園ファンタジー開幕。
感想・レビュー・書評
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この作者らしさがあまりない平板な作品
キャラクタの配置にせよ動向にせよ展開にせよ
そのまま過ぎて工夫が不足
設定で攻める作風でないのだから
現実から半歩遊離した間合いを外すとまったく面白みがない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
道端で少女を救った、と思ったら、何故か少女の眷属に。
自分の世界を作って、その中では自分ルールが適応。
ものすごい、自分大全開な物語です。
ちびっこい自称17歳の魔王と、管理人の娘のせいで
ロリコン疑惑をもたれた、かわいそうな主人公(笑)
とはいえ、この手によくありそうな暴力我儘少女ではなく
高飛車デレっぽい感じなので、むかつく事もなく。
どちらかというと、物語の方がちょっとついていけない?
面白くない、とかいうわけではなく…。
魔王の背景と、幼い頃知り合った少女の死。
これはまさか…という感じですが
そうだったらベタすぎます。 -
可もなく不可もなく、よくある異能バトルでした。ヒロインがチート属性なのかな。前作、月見月理解よりはギャグっぽい感じで明るい感じです。
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いやに複雑な経歴を持つ主人公が魔王と町を救う話.過去にトラウマありの神木凪の経歴とメインの話がうまく絡んでいて面白かった.並行世界や魔王・眷属・派閥など,王道ファンタジー系にありがちの設定だったけど,話の進め方は割と硬派.序盤で主人公が教師を出し抜くシーンを描いて「頭の回転が早く友人想い」ということを示し,後半の主人公補正にほとんど違和感がなかった.しかし神木凪のフラグの立て方はラノベ鉄板だった.
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魔王モノ。内容的には異能バトルで派閥争い! といったところ。
作者さんがあとがきで『王道の現代学園ファンタジー』とおっしゃってて、実際そう感じるとこもあるのだけど、正直そういう感じがあまりせず、何か仕掛けてきそうな雰囲気を感じるw
面白かったけど、魔王や並行世界などなど舞台が壮大なこともあり、まだ序盤で若干もどかしいw
続刊に期待。 -
説明過多、魅力無し。
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面白かった。凄い良かった。ちょっと主人公にイラッとくるときが多々あったけれども、物語の紡ぎ方が上手でとても良いお話でした。設定も斬新ではないものの、丁寧に練られていて、話に引き込まらせられる。これからの物語にも大いに期待。