- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797368710
作品紹介・あらすじ
人生をやりなおすため、自らの過去を捨て、名前も髪の色も変えて、
小さな田舎町のコテージにひっそりと暮らし始めたケイティ。
やがて、その地で雑貨店を営むアレックスと知り合う。
アレックスの温かな腕に包まれながら、ケイティはようやく安心できる場所を見つけたと感じるが、
ある日、捨てたはずの過去が彼女にしのび寄り……。
世界最高のラブストーリー・テラー、ニコラス・スパークスが描く、愛と涙の物語。
【2013年10月26日映画公開!】
監督 ラッセ・ハルストレム(『ショコラ』『ギルバート・グレイプ』)
主演 ジュリアン・ハフ(『ロック・オブ・エイジズ』『フットルース 夢に向かって』)、
ジョシュ・デュアメル(『トランスフォーマー』シリーズ)
感想・レビュー・書評
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夫ケヴィンからDVを受けていたエリンが、夫から逃げ出して片田舎のサウスポートでケイティとして生きていく話。
妻を病気で亡くしたアレックスとその子供、兄ジョシュと妹クリステンと出会い、新たな家族を築いていく。
どうやら映画化している作品らしい?ので映像も見てみたい。
人との関係がどうやって構築されていくのか、その過程の心情をとても丁寧に描いているので、読みやすく感情移入がしやすかった。
特に夫ケヴィンの矛盾して交錯した思考を文字として読むのは新鮮で面白かった。DVをしてしまう人間の思考の一端が分かったような気がした。
最後、カーリーからの手紙を読みサウスポートに来てから出会った友人ジョーの正体がわかったとき、「ケイティ」が誰なのか、向かいに住むフェルドマン家との関係が分かる瞬間は特にドキドキした。推理小説を読んでいるかのような謎解きの楽しさがあった。
ケヴィンから逃げだす過程は、読んでいて冒険話のような高揚感を持った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画の原作。
壮絶なDVから逃れてきたヒロインと、幸せな結婚をしていたが奥さんに先立たれ、ちょっとお疲れモードなヒーローが徐々に惹かれていくお話。ヒロインの隣に越してきたジョーの話し方とかが鼻についたが、彼女の登場する意味を考えるとなるほどーそういうことかと納得。読み進めていくうちにそろそろDV野郎が幸せをぶち壊しに来るぞーとハラハラしたがまさか家まで燃やされちゃうとは。
子供達のトラウマにならなければいいが…。
ヒロインがお向かいのなくなったお嬢さんの出生証明書やら社会保険番号等を使って逃げていたが、それって使えるもの?などツッコミどこは多々あったが、面白かったです。 -
ニコラススパークスで、ちょっとミステリー入ってる、という話にのせらせれ、珍しく文庫購入。
確かに、ハラハラドキドキで後半物凄い勢いで読んでしまった。ハラハラ感は凄いが別にミステリーじゃないですね。
ニコラススパークスはいつもの作風でよいと思う。