魔法世界は女ばかりで、俺がパパ!? 3 (GA文庫)

著者 : 鯨晴久

• ソフトバンククリエイティブ (2012年12月17日発売)

作品紹介・あらすじ

謎の組織スクレピオンの一員とわかり、小太郎たちの前から姿を消した真奈美から連絡が入った。彼女は、絵琉ではなく小太郎自身が狙われているので「『基礎の魔法』を調べろ」と言うのだ。だが調べようとした矢先、ソフィアの母が小太郎を元の世界に戻す手はずが整ったと告げてきた。せっかくの話ではあったが、いまの小太郎は帰りたい気持ちより、すべてを放っては帰れないという思いが強く、その申し出を断った。そして絵琉やソフィアと協力し、敵の正体を突き止めようと動き出す!スクレピオンの正体とは?事態を解決し小太郎は元居た世界に戻るのか?緊張のフィナーレ!-。

感想・レビュー・書評

[jyudoriさんの感想 · 2013年2月13日]

露骨な打ち切りエンドだが、話の収まりはそれなり。

ただし、後半の展開は駆け足ぎみ。


イリヤの空でみたで、こんな展開。という所から連想して、
この作品はセカイ系なんだ、という
結論になった。
うん、まぁ、真面目に社会だとかイデオロギーだとかを想像したり、描写するような作品じゃないというのは理解した。

かといって主人公の自意識に焦点があたってるわけでもなく、
主人公なりヒロインの取捨選択だとか、そう言うところは殆ど描写されてないように感じた。
そういう意味じゃ、やっぱ期待はずれだったように思う。

エンタテインメントとしてはスピード感があってそれなりに面白かったけど、かといって「ジョバンニが一晩で」に通じるご都合主義感は非常に強かった。