トゥルーブラッド13 安らぎの場所 (ソフトバンク文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797374162

作品紹介・あらすじ

「トゥルーブラッド」シリーズが遂に完結。
エリック、ビル、サムたちスーパーナチュラルとスーキーはどんな結末を迎えるのか。
全米で話題となった衝撃作の結末は――。

感想・レビュー・書評

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  • 完結しました。表紙のスーキーの男たちのほか、クインやアルシードも登場。
    最後に誰とカップルになるのか?エリックを贔屓にしてましたが、彼は幸せになるのか?スーキーが大勢に助けられてのエンドです。
    事件は刑務所から保釈されたアーリーンが殺され、殺人の犯人としてスーキーが逮捕される。さらに、スーキーに迫る何者かの手が…。
    オールスターで楽しむ豪華出演人達。相変わらず事件の解決は最後の最後でパタパタと解決するが、各人がちょっとづつ事件解決を進めていくのが、ドラマのクライマックスのようでした。

  • スーキーの一貫性や内面の成長や葛藤が、とても立体的で最後まで通したのは良かった。
    ドラマシリーズの方と行ったり来たりして読んでいたので、序盤の方はドラマ版の脚色の妙(特にラファイエットの生存、ビルとロレーナ、エリックとゴドリックの関係、ジェシカの登場)に唸っていたものの、中盤以降は各界隈を行き来する小説の手法の巧みさに一本取られたなと思っていた。これはドラマ版が群像劇に舵を切ったのに対して、小説は最終巻を除いて、スーキーの一人称での語りを徹底した点の妙だと思う。

    ただ終盤に来てまた、うーんドラマ版の脚色に方が好きかな?という気もちょろっと。
    というのはそもそも、ビルのファンだったので..。裏切ったとはいえ、あれだけ命かけたり、スーキーを私欲のためにヴァンパイアにしないと言ってくれたので、もうちょっと報われて欲しかった。これは少数意見だと思うけど、正直エリックよりビルの方がスーキーはよかったような..

    小説版の流れだと、スーキーが自立するにはヴァンパイアと離れる必要があり、それには一匹狼を相手に選ばないといけなかった...
    他方でドラマ版は、ヴァンパイアを殲滅したのでビルと最後を過ごせた..

    うーん。なんにせよ、小説版は思っていたよりオープンエンディングだったので、いつか続編が見たいと思ってしまう。まだまだ物語のポテンシャルあるよね!
    ハリーポッター並みに、ファンタジー世界でありながら骨格や細部のしっかりした作品だったので、ぜひ!

  • 「トゥルーブラッド」シリーズ、ついに完結!
    前作でそうと知り、もったいなくて、すぐには読めませんでした。

    スーキー・スタックハウスは、アメリカ南部の町のバーのウェイトレス。
    金髪美人だが少しいかれていると町では思われてきた。
    実はテレパシー能力があって、人の考えが分かることに悩まされてきたのだ。

    ヴァンパイアの心は読めないことに安らぎを感じて、初めての恋人が出来たのがシリーズ1作目。
    それからというもの‥
    どれだけ人外の生き物に出会って、惚れられたり命を狙われたりしてきたか。いや生き物じゃないのもいたし。
    特殊な設定のアクション物みたいな展開でしたが、ヒロインの成長というのが本筋かな。
    普通の場合にでも女性が良く直面するような恋愛上の問題と、こうあってほしいという願望をたくみに織り交ぜたストーリーに感心してました。

    今回はかっての同僚アーリーンに命を狙われ、逆に逮捕されてしまったスーキー。
    これまでの敵が総がかりで襲ってくる?
    エリックとの仲も絶望的な彼女に、周りがしっかりと手を差し伸べます。
    そして‥?
    何となく、ちょっと、がっかりした部分も‥
    でも予期もしてました。
    お似合いなんじゃないかとだいぶ前に思ったこともあったし。
    内気で、すがるように恋したスーキーが、こんなにたくましくなったんだね。
    全体の力技に感服しての★5つ。
    ユーモアもあり、ヴァンパイア物なのに生命力がきらきらするエンディングでした。

  • シリーズ完結! 終わってしまうのが悲しすぎて中々読めなかった。完璧なラストだとは言えないけれど(私はエリック贔屓なため)、「ただの」ロマンス小説ではなかった作品だからこそ、こういう風に幕を閉じたのではないかなと。

  • シリーズ最終巻。
    前回までの流れで、まあ相手はこのキャラだろうなとは思っていたけど……そこに至るまでが少々雑すぎるような。
    スーキーは自分のことを「自立したアメリカ女性」っていうけど、今までの恋人への態度は自立というよりはただのワガママヒステリーだし。
    13巻は最初から、作者変わった?と思うくらいに受けつけなかった。
    それでも最終巻まで翻訳出版されたことは良かった。

  • 死者は死者と共に去り。生者は生者の中で。

    ホラー小説好きにも楽しめる要素があったので、最後まで付き合えた。そしてこの終わり方で良かった。

  • とうとう完結しました。どこまで話が広がるんだよ~とか、どれだけ新しい人(?)が出てくるんだよ~と思いつつ最後までつき合わさせてもらいました。 でもやっぱり広げすぎ。思いつくまま書いて、力技で無理やりラストにもって来た感はぬぐえません・・・結局そこに落ち着くしかなかったのかよ~  です。

  • うわー!おわってしまったー!!
    そっちエンドなわけ!???という1巻ファンには残念な結果に…
    でも、「わたしはスーキー・スタックハウス」ってのは快い響きだった。いつでも自分をなくさずに、(劣等感を持ち続けていたとしても!)自分の気持ちに正直に、変わっていくこともいとわないカッコいいヒーロー。
    諦めないけど、その場だけの正義感は振りかざさないし。
    それでも前を向いて生きていく姿に元気をもらった。
    家が何度壊れても、ご飯をつくってお風呂に入り、自分を大事にしてる。
    こういうところがほんとに好き。
    性には奔放に見えるけど、まあ気持ちが変わっちゃしょうがないですよ。
    変わっていく自分もまたスーキーであって、そこで自己否定することはない。
    もちろんすぐにおめめがハートになっちゃう人は物語早々に死んでたでしょうけども。
    家事は人をしゃんとさせる力がある気がする。
    へんなまとめだ、、、
    スーキーのように、自分を保ち、変わっていく女性になりたい。

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著者プロフィール

1951年、米国ミシシッピ州生まれ。80年代初頭から執筆活動を始める。本作は「A Sookie Stackhouse Novel」シリーズ13作目。同シリーズはTVドラマ化されて全米で大ヒット。国内でも「ファースト・シーズン」「セカンド・シーズン」「サード・シーズン」のBlu-ray・DVDが発売中。また、CS放送 女性チャンネル♪LaLaTVにて放送中。

「2013年 『トゥルーブラッド13 安らぎの場所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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