データサイエンティスト データ分析で会社を動かす知的仕事人 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797374445

感想・レビュー・書評

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  • 友人に進められた本。
    ビッグデータは今後のキーワードとなる。
    他のビッグデータの本を読んだが、素人の自分には少し難しかった。
    この本は、それを扱うデータサイエンティストについて、その思考過程や今後のビジネスでのわかりやすく書かれている。

    ビッグデータを扱うとなると統計やITに精通できれば可能のように思えるがそれだけでは不十分である。それ以上に問題を発見し解決する力や創造的な提案を行う力も必要であることが具体例を挙げて説明してある。
    21世紀でもっとも魅力的な職業といわれているデータサイエンティストはまだ定義すらはっきりしていないような新しい分野でもあり可能性を秘めていることがよく理解できた。

    すすめてくれた友人は博識で本についても詳しい。
    今後、読書メンターとなりそうだ。

  • Yahoo!Japan の事業戦略本部データソリューション開発部の話を中心に、
    巷で言われる「データサイエンティスト」やその仕事について言及した書籍になります。

    自分は仕事でデータサイエンティスト関連の方と関わることが多いので、
    全体的に興味のもてる内容でした。
    以前からあった部署ではあるものの、
    Yahoo!Japan のなかでも最近になってから
    焦点があてられるようになった部署で、
    日本のビッグデータと呼ばれるものを一番扱っている部署でもあるのかと。

    「データサイエンティスト」という言葉の定義には聞く人によりさまざまであり、
    この書籍も、そんな疑問に対してあるひとつの案を提示しているものになります。
    ただ、その案を定めるまでの経緯や考え方というものを、
    Yahoo!Japan の内部の方とのインタビューなどを通しておこなっているので、
    この考え方に共感できる方は多いのかなと思います。
    自身の考えをつらつらと綴るのとは異なり、
    現場の方の考え方を取り入れたり、
    インタビューを通して「現場ではデータサイエンティストと名乗る人はいない」という事実を、
    そのまま載せていたりするところは個人的に好きでしたね。

    「データサイエンティスト」と自身から名乗る人ほど、
    この定義が曖昧であったり必要とされているものを有していないことがあるそうです。
    そいうった方を見分けるひとつの定規代わりとしても、
    この書籍の内容は役立つのかもしれません。

  • 新書なので、当然ながら基本的なことをまとめた本。ただ、それを前提として読むのであればわかりやすくて良い本だと思う。様々な事例やインタビューが興味深く、分析が苦手な人でも考え方の部分とか参考になるところも多いだろうし、楽しく読める1冊ではなかろうか。

  • データサイエンティストは単なる統計学のプロと言うだけでは不足。ビジネスセンスのバランスを兼ね備えてなくてはならない。日本ではデータマイニングでは未だにSPSSが主力か…

  • 今流行りのビッグデータを扱うデータサイエンティストについて記載されている。「数字を扱うのはあくまで過程であり、その先の目標を達成するために使わざるを得ない」と本文が締めくくられており、なるほどと納得させられた。経営者を短時間で説得するためにはデータを示して提案を通す必要があるというのも大事な考えだなと感じた。感覚や勘に頼るのではなく、数字やデータで示せるものは示し、今後のアクションへの一指標とできるよう分析力を養いたい

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著者プロフィール

1970年生まれ。データセクション株式会社取締役会長、デジタルハリウッド大学教授、起業家、ブロガー。ブログ「情報考学─Passion For The Future」を運営。著書に『アクセスを増やすホームページ革命術』(毎日コミュニケーションズ、1997年)、『情報考学─WEB時代の羅針盤』(主婦と生活社、2006年)、『情報力』(翔泳社、2009年)など。

「2010年 『電子書籍と出版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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