- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797376029
作品紹介・あらすじ
「確率・統計」の問題はとても身近でわかりやすくおもしろい反面、
解答を考えるとなると、いくつも正しそうな答えが出てきて、なかなか難しかったりします。
実際に、現代の中学生・高校生が正しく答えられる問題でも、当時の大数学者が間違えてしまった例があるほどです。
一方で、大数学者たちによる、ユニークな問題に対しての数理的センスに満ちたエレガントな解法も残っています。
そうした一見不思議な問題や巧みな思考を要する事柄、興味深い歴史的なエピソードを、
アクチュアリーで数学パズル・デザイナーでもある著者のユニークな視点で、たくさん紹介しています。
・確率・統計の一見、パラドキシカルな問題
・確率・統計に関わるおもしろい現象の話
・確率・統計に関わる数学者の興味深い話
・確率・統計の不思議なパズル・クイズetc
こうした内容を、簡単に理解できるものから難しいけれど興味深い話題まで、
どこから読んでもおもしろいように巧妙に配置しています。
確率や統計学の発想の源泉を知りたい人、いまのデータ分析の発展に至る流れを知りたい人に最適の1冊です。
感想・レビュー・書評
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ぼくの知識ではついていけない。
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171007 中央図書館
著者はアクチュアリー方面の数学愛好家のようだ。順番に読んでいくと、かなり深い話まで出てくるのだが、いろいろな用語のザッピングもできるし、純粋にコラムとして面白いものが多い。 -
文字通り確率と統計の歴史についての話が134話分収録されている。
カールピアソン、フィッシャー、ネイマンなどが有名な三大巨頭といったところだろうか。
統計学は無論、分析手法や検定なども人が作った、解明したということが驚きであった。
また統計学は現在、保険業界でのアクチュアリーなど役に立っているなと思うと同時に複雑で難しさも感じた。
※文系大学生の私としてはかなり難しいレベルの数学も含まれているので注意。 -
タイトル・コンセプトともに非常に興味深い。
統計の教科書のコラムに記載されるような内容を集めた本で、こと統計学に対してはかえってコラムを手始めとする方がとっつきやすくなると考えて挑戦した。
・・・が、いかんせん文系にとっては難解である。
容赦のない数式の波に加え、しばしば出てくる「理系の間では有名でも文系では初耳」な数学者の名前。
後者は意外にもそのカタカナが読むスピードを遅くする効果をもっており、世間でいう「コアコンピタンス」のようなビジネス用語が氾濫し憂慮されている気持ちがよくわかった・・・(当方経営学専攻なので)。
いずれきちんと数学を学んでから再挑戦したい。 -
難しいが、歴史的にうまくまとめてある。
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気楽に読める確率と統計の本。
でも、数式で少し挫折気味。 -
▼福島大学附属図書館の貸出状況
http://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&bibid=TB90300414
(推薦者:経済経営学類 井上 健先生)