- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797377330
作品紹介・あらすじ
東洋思想に縛られず、西洋薬と同じように処方するのが「サイエンス漢方」のキモ! 西洋薬と同じように症状によって合理的に処方する独自の方式が、従来の漢方の概念を覆す。西洋医学が難渋する疾患を抱える人にも、すみやかに解決できる道筋を提起する!
感想・レビュー・書評
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抗菌薬は病原菌を殺すだけ。炎症を鎮める力はない。
西洋薬の炎症剤は副腎皮質ホルモンとNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)だけ。
サイエンス漢方処方
漢方は超多成分系薬剤=混ぜると違う効能が出る
急性期に大量投与(2~3倍)それでも中国の処方より少ない。量は厳密でなくてもよい。
風邪=参蘇飲じんそいん、発熱=桂麻各半湯かいまかくはんとう、極初期=香蘇散こうそさん
打撲=通導散つうどうさん
変形性膝関節症=防巳黄耆湯ぼういおうぎとう=膝のアクアポリンに作用し代謝を促す
花粉症=小青竜湯しょうせいりゅうとう=最初は1日5回。
思いときは越婢加朮湯えっぴかじゅつとう
膝から下のむくみ=猪苓湯ちょれいとうまたは越婢加朮湯(男性はこちら)
咳止め 痰が多い=竹茹温胆湯ちくじょうんたんとう
乾いている咳=滋陰降火湯じいんこうかとう
筋肉痛=麻杏薏甘湯=筋肉の非ステロイド性抗炎症薬
五苓散は様々な救急で使える=悪酔い、二日酔い、飲みすぎたときは寝る前に2包飲む。
めまい=2包。乗り物酔い=乗る前に1包。飛行機の下降時=2包。脳浮腫。
葛根湯は鼻炎の初期、だけ。胸から上の過剰な炎症に使える。喉の炎症にはだめ(咽頭炎には効かない)。筋肉の炎症に効く。
冷え性=当帰芍薬散とうきしゃくやくさん
アンチエイジング=不妊症=八味地黄丸はちみじおうがん=40歳過ぎたら生涯一日3包。
「漢方のお医者さん探し」サイト
漢方は食前または食間。西洋薬の食後、は飲み忘れないため。
防風通聖散=ダイエット?
滋養強壮効果=補中益気湯ほちゅうえっきとう
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ちょっと興味を持ったので手に取ってみた。
漢方に持ってたイメージがちょっと変わる一方で、
「ほんまかいな」という感覚も…まあ普通の反応ですよね(笑)。
要は「ツラい症状から早く脱却したい」が大事なことなので、
選択肢が安全に増えるならいいことだと思います。
鵜呑みにしたり頭でっかちになっちゃいけないけど、
自分で情報を得ようとするのも大事だなぁと思いました。