アドラー 一歩踏み出す勇気 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797380439

感想・レビュー・書評

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  • 私自身人付き合いが得意な方とは言えない。ぶっきら棒だし、会話を合わせるのは至
    難の業。目を合わせて会話するのが本当に苦手なんだな、とも最近良く思う。
    これが私の劣等感の一つ。
    私は誰とも仲良くしたい、とも思っている反面、人間関係に難しさを感じている。

    劣等感は他にもある。いわゆる使えない奴、と言われてきた事。今思うと本当に使えない奴だったのでどうしようもないんだが、それでも劣等感という爪痕を私の男なのに情けない位に繊細な心に与えられた。

    では、この劣等感。回避するにはどうしたらいいか。利己主義に走らず、自分を保つ為にはどうすれば?それは自分の得意分野からの社会的貢献を通じて、共同体感覚をもち、コミュニティに貢献する事。隣人を愛せよ、とあるがまさにそれ。

    私の今年の一番の発見はアドラー心理学だ。
    その中でもこの共同体感覚は私のこれからの人間関係の中核であるだろう。

  • 勇気の心理学。共同体との良好な関係、劣等感は飛躍の原動力、私的論理、共同体への貢献、得る人から与える人へ、相手への思いやり、パートナーへの献身。
    劣等感、劣等・優越コンプレックス、決定論・目的論と目標・ライフスタイル、私的論理・コモンセンス・早期回想、共同体感覚、三つの課題 対人関係・仕事・パートナー。

  • 会社のオフジョブトレーニングとして受講することになった自己成長トレーニング、自分を変える7つのステップに基づき、メンターからの週1回のディレクションを実生活を通じた実践と振り返り。
    主人公が自身の劣等感やライフスタイルに気づき、コモンセンスにより共同体への貢献をめざすことによる、仕事・人づきあい・家族の課題克服と成長のストーリー。アドラー心理学を実用するための理解を深めるとともに、お話としても楽しんだ。
    奥歯をかみ合わせて唇を左右に広げる。頬に微笑み、周りは仲間が印象的だった。
    14-179

  • アドラー心理学を小説仕立てで紹介する内容。主人公が自分を変えるために7つのステップを実践する。主人公は自分が変わる必要性を感じていなかった。しかし、自分の目標を見直し、人との関わり方を変えたことで新しい自分になっていた。解説が堅苦しくないし、ストーリーも面白いのでとても読みやすくわかり易い。

著者プロフィール

ノンフィクション作家。1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学嘱託講師。心理学や哲学、美術、歴史、情報技術など幅広い分野で執筆する。
心理学系の著作に『図解 影響力の心理学』『図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間でわかる本』(Gakken)、『マズロー心理学入門』『人間性心理学入門』(アルテ)ほか多数。

「2023年 『図解決定版 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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