教導覇帝の完戦常勝譚〈パーフェクトヴィクトリア〉 (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797384529

作品紹介・あらすじ

「よお! 手土産は勝利でいいか?」

望む知識を引き出せる異能『万書の力』を持ち、その力で世界を席巻した英雄・アルクスはある日、祖国「地の国」に単身舞い戻る。

――小国『地の国』は、大国『風の国』に領土を切り取られ、今や滅亡の危機に瀕していたのだ。

そんな国を統べるのは「地の国の三駄姫」と噂される幼なじみたち。あらゆるダメな施策で国を窮地に追いやった無能姫だが、その想いは純真で真っ当なものだけに困りもので……。

「お前らに統治ってやつを教えてやるよ。いい加減な仕事ばっかりじゃ本当に国が亡んじまうからな!」

英雄王が落ちこぼれの三姫を導く、無双破軍ファンタジー戦記、開幕!!

――その背中に少女たちは最強を知る。

感想・レビュー・書評

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  • これは、戦記なんか?
    ヒロインもいまいちやし、続きは読まん。

  • マネー&ウィズダムの人の新作。

    俺TUEEE系ヒーローが、為政者としてポンコツ性能な姫3人を訓練し、人の上に立つものとして成長させる話。この作者の話は、単なる竜や魔法の異世界ファンタジーで終わらないところが面白い。ただのファンタジー系ハーレムラノベなら、長女は戦の天才、次女は吝嗇で関西弁が特徴、三女は引きこもり可愛いで終わっていただろう。
    曖昧な指示をする長女と信頼を失ってまで小銭集めに励む次女にしっかりとダメ出しをし、具体的な訓練方法の提示と実践、アドバイスしたり褒めたりととにかく具体的に物事を進めていくのが良かった。いい上司だわぁ。主人公ははじめから俺TUEEE系なので成長はないが、その分ヒロイン達が今までの自分に反省してやり方を変えて成長していく姿が良し。あと三女のピニャは癒し。長女次女がなかなか人の話を聞かない子なので大いに呆れされるが、三女は対人恐怖的なものはあるものの頭の回転も速いしいい子なので癒された。3人の姫のバランスがいいわ。ダメな長女次女にいい子の三女、しっかり者で理解者の主人公の姉といい人物が周りを固めている。

    恋人同士の目と目で通じるコミュニケーションは、それまでの間に言葉を介した膨大なコミュニケーションを積み重ねているからなんだね。自分の思ったことを伝えられるようにしないといけないね。

    イラストはアニメ塗りじゃない方が良かった。安く見えるし、アニメ塗りならアニメ塗りで、アニメシーンの一つに見えるよう背景や構図まで気を使って欲しい。

    とにかくバランスが良く読みやすく、一気読みの一冊でした。続きが出てくれれば買うよ!

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著者プロフィール

第五回GA文庫大賞《奨励賞》受賞作家。

「2016年 『教導覇帝の完戦常勝譚〈パーフェクトヴィクトリア〉3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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