- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797387889
感想・レビュー・書評
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元独立系IT勤務、その後ユーザー側で社内SEをしてたので、色々と思う事はありました。でも小説としては非常に面白く一気に読み進みました。
ストアドプロシージャなどは社内SEでも有用だったし、技術の大切さはわかるものの、ユーザーにとっては抜群の技術力より、安定して長く使える方がいいんだよなぁ。と思う。
そのためには技術力だけではなく、業務についての理解を担当者より、特に論理的に考える力が必要。
技術力がないと生きていけない。せめて代替の何かを持ってないと。歳だけ取ってるのは一番まずいよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
――技術力は絶対的正義なのか?
IT技術者向けの最大手サイト「@IT」で絶大な人気を誇るIT小説「罪と罰」が新装刊!
【あらすじ】
業績不振のWebシステム開発部に突然コンサルの男――ソフトウェア・エンジニア労働環境向上推進協会、通称「イニシアティブ」の代表を名乗る五十嵐――が現れる。
五十嵐が実行する思い切った改革に、若手エンジニアは賛同し成果を出す一方、ベテランエンジニアたちは反発し、五十嵐と対立していく。チームリーダーに抜擢された女性エンジニア箕輪レイコは、板挟みの立場になりながらも問題を解決しようと奮闘するが……。
エンジニアを通してビジネスパーソンとしての働き方や組織の在り方について問題提起する、異色のIT小説。
五十嵐さんの描き下ろしエピソードも追加収録。 -
SIerで働くプログラムたちの物語です。著者であるリーベルGさんは@ITで何本か連載していますが、書籍化はこの本が初です。
技術とは何か、SIerで働くとは、何かを考えさせられます。もちろん小説としてもおもしろいです。
プログラミング・コンピュータが好きでSIer業界に入ったけど、何か違うともやもやしている方に薦めたい1冊です。
以下の項目に該当する方は、必読です。
・誰もみないテストのエビデンスをひたすらExcelに張り付けている
・コードと同レベルの詳細設計書を、コード作成より時間をかけて作成している
・自分よりプログラミング能力が低い上司に、レビュしてもらっている